日本語でも「流行語大賞」が毎年話題になりますが、英語でも若者を中心に造語が作られ、流行になるムーブが存在します。
その中のひとつが「Homir(ホーミー)」です。
この記事では、若者の間で頻繁に使われるようになった英単語「ホーミー」の意味について解説します。
さらに、若者が使っているトレンディーな英語のスラングも一緒にまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

1.「ホーミー」の意味とは?
「ホーミー」には、次の2つの意味があります。
・仲間、友達
・くつろげる、家庭的な
近年では、若者同士が「仲間」「友達」という意味で使う機会が増え、スラングとして確立された英単語です。
それぞれの意味についてより詳しく解説します。
【1】仲間、友達
「Homie(ホーミー)」には、「仲間」や「頻繁に遊ぶ友達」という意味があります。
このような意味で使われるようになった背景には、ブラックミュージックの代表でもあるヒップホップが関係しています。
もともと、ヒップホップが誕生したのはアフリカ系アメリカ人のコミュニティーであり、音楽の歌詞でたびたび使われているのが一般流通したのがきっかけです。
「Homie」という単語は「Home boy(地元の友達)」という意味があります。
つまり、アメリカでアフリカ系の人たちが出会うと、同郷であることに対して親しみを込めて「Homie(同じバックグラウンドを持つもの同士)」と呼び合うようになりました。
ブラックカルチャー発祥の英単語は、アフリカ系の人たち以外の人種が使うと「文化の冒涜」としてタブー視されているものも多くあります。
しかし、「ホーミー」に関しては、アフリカ系のルーツを持たないアジア系やヨーロッパ系などの他人種が利用してもタブーではありません。
一部の辞書には、「親しい間柄で使う低俗な言葉」として説明されており、あくまで慣れ親しんだ友人間で使うまでに留めましょう。
ビジネスの場や初対面で使う英単語としては不適切です。
また、女性同士で使うのであれば「Home boy」の「Homie」ではなく、「Home girl」ということもできます。
「Homie」のような省略はありません。
【2】くつろげる、家庭的
「homie」は「Home boy(地元の友達)」を意味する「仲間」「友達」以外にも、少し形を変えた「homey」には「くつろげる」「家庭的な」という意味があります。
こちらもスラングであり、フォーマルな言い回しではありませんので、初対面の人に対して使う英単語ではありません。
・I love granny’s house because it has a homey atmosphere.(家庭的なのでおばあちゃんの家が好きです)
・I can feel homey when I am in the bathroom.(トイレにいるとくつろげる)
このように、「実家のような安心感」と近しいニュアンスで「ホーミー」を使うことができるので、一緒に覚えておきましょう。
「ホーミー」の代わりに、「くつろげる」や「家庭的な」を使いたいのであれば、以下の英単語を代用することができます。
・relax(リラックスする)
・confortable(快適)
・cozy(心地よい)
・domestic(家庭的)
英語には、日本語と同じくいくつかの方法で表現できるので、話している相手や状況にあわせて最適な英単語を選択しましょう。
2.「ホーミー」とよく似た仲間を意味する英単語
「ホーミー」は低俗と説明されることもあるため、抵抗がある方は、「ホーミー」に変わる英単語をみていきましょう。
squad
「squad」は、直訳すると軍隊チームという意味がありますが、若者言葉としては「いつメン」というニュアンスで使われています。
・I am going to hang out with the squad tomorrow.(明日はいつメンで出かける)
・I spent the whole night with the squad.(いつメンとオールした)
「squad」は運動で下半身の負荷トレーニングの一種である「squat」と似ているため、混同しないように気をつけましょう。
usual faces
「usual face」は、直訳すると「よくある顔」という意味がありますが、若者言葉としては「いつメン」「お馴染みの仲間」というニュアンスで使われています。
・Let’s enjoy with the usual faces.(いつメンで楽しもうよ)
・I feel uncomfortable, because I don’t see usual faces.(いつメンの姿がないと居心地悪いな)
重要なポイントとして、自分を除いた「いつものメンツ」という意味で「usual faces」は、複数形が使われています。
3人以上でいつも仲良くしているグループがあれば、「usual faces」が使えますが、2人で仲が良い場合は適していません。
また、「usual faces」は「usual members」と言い換えることも可能です。
mate
「mate」は、そのままの意味で「相棒」「仲間」「友達」「兄弟」「パートナー」などの意味があります。
・You did great, mate!(お前、よくやったじゃん)
・You are the best mate ever!(最高の相棒だよ)
「squad」や「usual faces」は複数で仲の良いグループに使える英単語ですが、「mate」は1対1で使うことができます。
もちろん複数のグループでも使うことができますが、その場合は「mates」と最後に複数形をつけることを忘れないでください。
女性同士でも使えますが、基本は男性同士の愛称です。
bitch
「bitch」は、相手を罵る時に使う言葉のイメージがあるかもしれませんが、英語圏では仲の良い女性同士で使う愛称です。
・I missed you, bitch.(あんたに会いたかったよ)
・Have a fun, bitches(みんなで思いっきり楽しもう)
このように女性同士では、ポジティブなニュアンスで使われる場面が多くあります。
ただし、「bitch」という言葉そのものは低俗という認識の方も多いため、使う場面や言葉を発する声のボリュームには注意が必要です。
ビジネスの場面では原則NGで、周りが聞いていて不快にならないようなシチュエーションで使いましょう。
若者の周りで使う分には、「この人たちは仲が良いな」で済みますが、高齢の方は誤解する可能性があります。
ちなみに、「bitches」と複数形にすると、「イケイケの女子たち」「かわいい女の子集団」のような意味にもなります。
とはいえ繰り返しになりますが、使い方を間違えると相手を罵る言動になるため、初対面で男性から女性に使うことがないようにしましょう。

3.若者の間で流行しているネットスラング
ここからは若者の間で流行しているネットスラングや若者言葉を見ていきましょう。
Stan
「Stan」は、熱烈なファンを意味するスラングです。
今までであれば、「I am a big fan of Justin Beiber.」で「私は熱狂的なジャスティン・ビーバーのファンです」と言っていたでしょう。
最近では、「I stan〜.」「We stan〜.」で「私/私たちは、〜の熱狂的なファンです」という意味になります。
・I stan BLACKPINK.(ブラックピンクの大ファンです)
・I stan and love Ariana Grande.(アリアナのファンで、彼女を愛してる)
日本語でも「〜推し」という言葉があるように、英語圏でも熱烈に応援しているものに対して「stan」を使います。
「stan」が使われるようになった背景には、伝説のラッパー、Eminem(エミネム)の制作した歌の歌詞がはじまりと言われています。
推しがいる方は、SNSで使ってみましょう。
Juiced
「Juiced」は、直訳すると「酔っ払った」という意味がありますが、「ワクワクする」「楽しみ」といったニュアンスでスラングとして使われています。
・I’m so juiced tomorrow!(明日がめっちゃ楽しみ)
同じ「ワクワクする」「興奮する」という意味を持つ「excited」の代わりに使うことができます。
よりはっちゃけて楽しむようなニュアンスが込められており、カジュアルな場面で使えます。
ただし、最近では使われる機会が減っており、目上の人に使うと意味が通じない可能性があるため要注意です。
GOAT / ヤギの絵文字
「GOAT」は、「Greatest of All Time」の略であり、日本語では「史上最高」を意味します。
主に、スポーツ界隈で使われており、スポーツのリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、野球の大谷翔平、野球のマイケル・ジョーダンなどに使う人が多いです。
SNSでは、スポーツ選手が大きなことを成し遂げたときに「GOAT」とリアクションをするスポーツのサポーターが増えました。
ちなみに頭文字を取った「GOAT」はヤギと同じですので、文字の代わりにたくさんのヤギの絵文字を使う人もいます。
SNSでスポーツについて触れたり、お気に入りのスポーツ選手のSNSにリアクションをしたいときに使ってみましょう。
Karen
「Karen」は、コロナ禍に流行した言葉であり、店員や無害な人に高圧的な態度をとってネットの晒し者になった白人女性の総称です。
日本人を含めて世の中にはたくさんのカレンさんがいるため、とんだ風評被害ではありますが、英語圏では大きくバズりました。
ことの発端は、コロナ禍でマスクをするよう協力を仰ぐなか、「息が苦しい」「コロナは陰謀」などと言って、大声で店員に怒鳴る女性がネットに晒されたことから始まります。
その後、たびたび白人女性が醜態を晒すたびに、ネットユーザーは彼女たちのことを「Karen」と呼び、批判をしていました。
やや差別的ですので、使うことはほとんどないとは思いますが、英語圏の若者であれば誰もが知っている表現ですので、覚えておくと良いでしょう。
sick
「sick」は、直訳すると「病気」を意味しますが、ネットのスラングとしては「かっこいい」「やばい」「すごい」という意味があります。
日本語でも、あまりにもすごいことに対して褒め言葉が見つからないとき、あえてネガティブな言葉を用いて賞賛することがあります。
英語圏でも同じような表現方法が使われており、その一つが「sick」です。
・He is sick.(彼はすごすぎる)
・This match was sick.(このゲームはやばすぎた)
とにかく言葉にできないけれど、手放しで相手の凄さを褒め称えたいとき、凄すぎて少し引いてしまった時などに使えます。
sup!
「sup」は、「What’s up」の略であり、日本語では「調子どう?」を意味する言葉です。
最近では、テキストではもちろん、口語のやりとりでも「ワッツ・アップ」ではなく「サップ」という若者が増えています。
言葉を短くいうのが流行りということもあり、一語一句を丁寧に発音するのではなく、短縮してかっこよくネイティブのように発言してみましょう。
4.まとめ
この記事では「ホーミー」の意味について解説しました。
結論として「ホーミー」は、もともとはブラックミュージックの歌詞に使われていた言葉で、「仲間」「よく遊ぶ友達」という意味で若者に使われるようになっています。
「ホーミー」のほかにも「仲間」を意味するスラングはたくさんあるので、流行りの若者言葉と一緒に使ってみましょう。
ただし、若者言葉やスラングを使うのは不適切とされている場所や状況もあります。
ビジネスの場や公共の場、小さな子どもがいたりする場所では、使い分けることが大切です。
