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【アカデミック英語】「Essay(エッセイ)」の意味は?英文の構成ルールを解説

2023.11.30

【アカデミック英語】「Essay(エッセイ)」の意味は?英文の構成ルールを解説

日常でもたびたび使われている英単語「Essay(エッセイ)」ですが、日本語にするとどうなるかわかりますでしょうか。

英語がそのまま日本語になっている英単語はたくさんあるので、なんとなく使っているかもしれません。

「Essay(エッセイ)」は、主に英語圏で留学する予定の方であれば、正しくその意味を理解しておいた方が良いです。

この記事では、「Essay(エッセイ)」の意味と英語で文章を書くときの構成ルールについて解説します。

ぜひ参考にしてください。

【目次】

1.「Essay(エッセイ)」の意味とは?

2.英語で小論文・作文を作るときの構成ルール

3.まとめ

 

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1.「Essay(エッセイ)」の意味とは?

「Essay(エッセイ)」は、「小論文」「小作文」を意味する英単語です。

日本語で「エッセイ」というと、ポエム、作品集などを連想する方が多いので、英語の意味とは異なることを理解しておく必要があります。

英語で「Essay(エッセイ)」というと、大学の入学審査のタイミングで、出願書類に添付する志望理由、目標、自己PRなどの書類のことを指しています。

日本の大学入試は学力試験が重視される「一般受験」が最もオーソドックスですが、アメリカの大学入試では、成績や試験のほか、課外活動、志望理由などが重視されるのです。

実際に海外ドラマや洋画を見ていて、高校生が積極的にボランティア活動をしたり、ビジネス経験を積んでいるシーンを見たことがある方もいるでしょう。

もちろん100%ボランティア精神を持ってやっているアメリカ人もいますが、ほとんどの場合は、大学受験のエッセイ対策としておこなわれているのです。

エッセイの中で「高校時代に何をしてきたか」をアピールする必要がありますが、ボランティア、ビジネスなどのトピックはもちろん、文章力もチェックされます。

文章の構成、語彙力の振れ幅、綴りなどの国語力(英語)が審査基準となっているので、日本の「小論文テスト」と同じような目的で使われていると考えられます。

これからアメリカの高校、大学、専門学校などに進学を検討しているのであれば、高確率で「Essay(エッセイ)」の提出が求められると思ってください。

各スクールのホームページで出願ページを見ると、「Essay(エッセイ)」の項目が出てくるので、どのようなトピックで文章を作るべきか確認しましょう。

「Send application documents with your essay to the university.(大学の出願書類に合わせてエッセイの提出をお願いします)」のような文言があるはずです。

さらに、エッセイを提出する際は、必ず指定されたルールを守るようにしてください。

トピック、文字制限、フォントなどエッセイを提出するうえでルールが決まっているのであれば、それを守れているかどうかも審査基準に含まれます。

「Essay(エッセイ)」で使えるフレーズ① essay on

「Essay(エッセイ)」に「on」をつけて「Essay on」にすると「〜についての」という意味になります。

  • I wrote an essay on “love”.(「愛」についてのエッセイを書いた。)

「Essay(エッセイ)」で使えるフレーズ② essay about

「Essay(エッセイ)」に「about」をつけて「Essay about」にすると、同様に「〜についての」という意味になります。

  • My professor writes about an social issue of japan.(教授は、日本の社会問題についてのエッセイを書く。)

「essay(エッセイ)」を使った例文

ここからは、「Essay(エッセイ)」を使った例文をいくつか紹介します。

英語日本語訳
The essay treats the progress of education research.この論文は、教育研究の進捗について書かれている。
All essays must be handed in on time.レポートはすべて、提出期限を厳守するように。
The art historian wrote an essay about the ancient European vase.美術専門家は、古代ヨーロッパの壺に関する論文を作成した。
The baby had essayed a few wobbly stepsその赤ちゃんは、フラフラしながらも数歩歩いた。

「Essay(エッセイ)」は、動詞として「試みる」「努める」「努力する」「挑戦する」などの意味を持つことができます。

「try」「attenmpt」「seek」「assay」の同義語と考えてください。

動詞として使用するのであれば、文章の時制にあわせて、単語の形を活用する必要がある点を理解しておきましょう。

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2.英語で小論文・作文を作るときの構成ルール

日本語でも小論文を作るときに細かいルールがあるのと同様に、英語でのエッセイでも構成のルールがある程度決められています。

おもに、以下の3つのパートに分かれます。

英語日本語訳特徴
①Introduction Paragraph序論導入部分となるパート。議題の説明や本論を述べる前の準備をするイメージで作成する。
②Body Paragraph本論エッセイのメインパート。短すぎず、長すぎずに、主張、主張を決定づける背景、根拠を明確にする。
③Conclusion Paragraph結論締めくくりのパート。本論を簡潔にまとめる。

それぞれのパートについてより詳しく解説します。

Introduction Paragram(序論) 

Introduction Paragraph(序論)は、以下の3つのことが書かれている必要があります。

  • Leading sentence(導入)
  • Background(背景)
  • Thesis statement(主張)

Leading sentence(導入)では、エッセイで「これから何について話すのか」がよくわかるような1文が必要です。

  • Why can’t Japanese speak English even they study at school?(なぜ日本人は、英語を勉強するのに話せるようにならないのでしょうか。)
  • Football is more popular than baseball in the world.(世界では野球よりもサッカーが人気です。)

このように、読み手が何について話すのか理解できるような掴みのある文章から始めるようにしてください。

続いてbackground(背景)では、自分の意見ではなく、世間一般的な認識や医学や科学的な根拠を用いて、Leading sentence(導入)に肉付けをします。

  • In the result of TOEIC, Korean and Chinese have higher scores than Japanese.(TOEICの結果を見ると、日本人よりも韓国人や中国人の方が高いスコアを取っています。)
  • FIFA is bigger than WBC.(FIFAはWBCよりも規模が大きいです。)

ここで客観的なデータや事実を盛り込むことで、偏った主張をしていないことをアピールできるので重要です。

Background(背景)が長くなる場合、2つの段落にわけて構成を作成しても良いです。

最後にThesis statement(主張)では、トピックに関する自分の考えや立場を明確に表します。

  • I disagree that Japanese cannot speak English.(私は、日本人が英語を話せないという主張に賛成しません。)
  • I think football is more popular than baseball.(私は、野球よりもサッカーの方が人気だと思います。)

「Yes」か「No」で答えられるのものであれば、「どっちも当てはまるけど…」のような濁したニュアンスは避けて、自分の立場を明確にしなければなりません。

ここで濁した主張をすると、Body Paragraph(本論)での文章作成がブレブレになってしまうので、必ずはっきりとさせることが大切です。

また、「I have two reason.(私の主張に対して)ふたつの理由があります。」のように書いておくと、次の文章が自然になります。

Body Paragraph(本論) 

Body Paragraph(本論)では、「Topic sentence(既観)」と「Evidence(証拠)」について言及する必要があります。

まず、Topic sentence(既観)では、主張に対する大まかな理由を記載します。

Thesis statement(主張)で「I have two reason.(私の主張に対して)ふたつの理由があります。」のような文章を入れているのであれば、「First of all, 〜(まず一つ目に)」のように続ければOKです。

続いて、Evidence(証拠)では、より具体的な経験やデータなどを持ち込んで、自分の主張に対する信憑性や正当性を高めます。

ここでは、より信頼できる第三者機関の情報などを用いることが推奨されています。

日本語でも個人ブログやWikipediaの情報ではなく、厚生労働省、政府や大企業がリサーチしたデータが公開されているページなどを参考にするように推奨されます。

英語でも「データをどこから引用するか」は、エッセイの品質を高めるために重要になってきます。

Conclusion Paragraph(結論)

Conclusion Paragraph(結論)では、「Restatement(再主張)」と「Brief summary(要約)」でエッセイを締めくくります。

Restatement(再主張)は、Body paragraph(本論)で述べた肉付け部分をまとめます。

  • Therefore, compared to the population, football is more than baseball.(つまり、サッカー人口は野球人口よりも多いのです。)

「Therefore(つまり)」は、よく使われている単語ですので覚えておくと便利です。

続いて、Brief summary(要約)では、最後に結論を述べます。

「ここにきてまた結論を言うの?」と困惑する方もいるかもしれませんが、エッセイは複雑なものも多いので、読み手に向けて結論を繰り返しリマインドすることは重要です。

「in conclusion,(結論として)」のあとに、Thesis statement(主張)と同じような文章を入れて締めましょう。

3.まとめ

本記事では、「Essay(エッセイ)」の意味と英語の文章の作成方法について解説しました。

日本語で使われている「エッセイ」と英語の「Essay(エッセイ)」は、異なる意味があるので気をつけましょう。

また、英語圏への留学を検討しているのであれば、出願書類とともに「Esaay(エッセイ)」の提出が求められることが多いです。

英語の文章作成のルールを理解して、読みやすく、説得力のある「Essay(エッセイ)」を書けるように練習してください。

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