「生意気」って、いいこと?悪いこと?
英語で「生意気」を意味する「cheeky」という言葉をご存知ですか?この言葉は、ネガティブな意味合いで使われることが多く、目上の人に対して失礼な言動をする人を形容する際に用いられます。
しかし、子供のいたずらや、親しい友人同士の冗談など、ポジティブな意味合いで使われることも少なくありません。
では、一体「cheeky」とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか?また、どのように使うとよいのでしょうか?
この記事では「cheeky」の意味や使い方を、ネガティブな意味とポジティブな意味の両方から解説します。
「cheeky」の意味や使い方を理解することで、英語圏の文化やコミュニケーションをより深く理解することができるでしょう。
1.cheekyとは
英語の「cheeky」は「生意気な」「ずうずうしい」「無礼な」という意味の言葉です。主に、目上の人に対して、自分の身分や立場をわきまえずに、出過ぎた言動をする人を形容する際に使われます。
「cheeky」の語源は、中世英語の「chican」で「いたずらをする」「ふざける」という意味でした。そこから「生意気な」「ずうずうしい」という意味が派生したと考えられています。
「cheeky」は、ネガティブな意味の言葉ですが、場合によってはポジティブな意味でも使われます。たとえば、子供の無邪気ないたずらを「cheeky」と表現することもあります。
また、イギリスでは「cheeky chappy」という表現がよく使われます。これは、「生意気な男」という意味で、親しみを込めて使うこともあります。
日本語の「生意気」と「cheeky」は、意味合いが似ていますが、ニュアンスの違いがあります。日本語の「生意気」は、基本的には否定的な意味合いで使われますが「cheeky」は、場合によっては肯定的な意味合いで使われることもあります。
2.cheekyの使い方
英語の「cheeky」は「生意気な」「ずうずうしい」「無礼な」という意味の言葉です。主に、目上の人に対して、自分の身分や立場をわきまえずに、出過ぎた言動をする人を形容する際に使われます。
ネガティブな意味
「cheeky」は、基本的にネガティブな意味の言葉です。たとえば、以下のような状況で使われることが多いです。
- 目上の人に対して、あえて失礼なことを言う。
- 自分の身分や立場をわきまえずに、要求をしたり、意見を押し付けたりする。
- いたずらや悪戯をする。
The cheeky kid asked the teacher to go to the toilet.(その生意気な子供は、先生にトイレに行かせてくれと言った。)
The cheeky salesperson tried to sell me a product I didn’t need.(そのずうずうしい販売員は、私に必要のない商品を売ろうとした。)
The cheeky dog stole my sandwich.(その生意気な犬は、私のサンドイッチを盗んだ。)
ポジティブな意味
場合によっては「cheeky」はポジティブな意味でも使われます。たとえば、子供の無邪気ないたずらを「cheeky」と表現することもあります。
また、イギリスでは「cheeky chappy」という表現がよく使われます。これは「生意気な男」という意味で、親しみを込めて使うこともあります。
That kid is so cheeky, but he’s also really cute.(その子供はすごく生意気だけど、とても可愛い。)
He’s a cheeky chappy, but he’s got a good heart.(彼は生意気だけど、心は良い。)
3.cheekyを使った例文
・例文1
A: I’m so tired. I’m going to bed early tonight.
B: (cheekily) Are you sure you’re not going to stay up late and party?
A: (laughing) Of course not. I’m a grown-up now.
A: 今日はすごく疲れた。今夜は早めに寝ようかな。
B: (生意気に)本当に?パーティーして遅くまで起きないつもり?
A: (笑いながら)もちろんじゃない。もう大人だよ。
・例文2
A: Can I have some more ice cream?
B: You’ve already had two bowls. That’s enough.
A: (cheekily) Please? Just one more scoop?
B: (sighing) Fine. But that’s it.
A: アイスクリーム、もう少しちょうだい。
B: もう2杯も食べたでしょ。十分だよ。
A: (生意気に)お願い?もう1杯だけ?
B: (ため息をつきながら)わかった。でも、それだけ。
・例文3
A: I didn’t do my homework.
B: That’s not good. You’ll get in trouble.
A: (cheekily) I’ll just tell the teacher I was sick.
B: (rolling her eyes) You’re such a cheeky kid.
A: 宿題やってない。
B: ダメだよ。怒られるよ。
A: (生意気に)先生に風邪だったって言えばいいじゃん。
B: (目を転がしながら)ほんと、生意気な子。
これらの例文では、目上の人に対してあえて失礼なことを言う、自分の身分や立場をわきまえずに要求をする、といったネガティブな意味の「cheeky」が使われています。
4.cheekyの類義語
cheekyの類義語には以下のようなものがあります。
- impudent
- insolent
- saucy
・例文1
A: That kid is so impudent. He just talked back to his teacher.
B: I know. He’s a real pain in the neck.
A: あの子、すごく生意気だよね。先生に反抗したんだって。
B: うん。本当にうざったいやつだよね。
・例文2
A: The salesperson was so insolent. He tried to sell me a product I didn’t need.
B: I would have reported him to the manager.
A: 販売員がすごく無礼だった。必要のない商品を売ろうとしたんだ。
B: 僕だったら、店長に報告してたよ。
・例文3
A: That girl is so saucy. She always has a smart remark for everything.
B: I know. She’s a bit of a handful.
A: あの子、すごく生意気だよね。いつも何かに口を出すんだ。
B: うん。ちょっと手に負えないよね。
5.まとめ
英語の「cheeky」は「生意気な」「ずうずうしい」「無礼な」という意味の形容詞です。主に、目上の人に対して、自分の身分や立場をわきまえずに、出過ぎた言動をする人を形容する際に使われます。
「cheeky」は、ネガティブな意味の言葉ですが、場合によってはポジティブな意味でも使われます。たとえば、子供の無邪気ないたずらを「cheeky」と表現することもあります。
「cheeky」の使い方としては、以下のような例が挙げられます。
- 目上の人に対して、あえて失礼なことを言う。
- 自分の身分や立場をわきまえずに、要求をしたり、意見を押し付けたりする。
- いたずらや悪戯をする。
「cheeky」の類義語としては、以下のような言葉が挙げられます。
- impudent
- insolent
- saucy
これらの言葉は、基本的には「cheeky」と同じ意味ですが、ニュアンスの違いがあります。たとえば「impudent」は「cheeky」よりもより強い否定的な意味合いを持っています。
「cheeky」は、英語圏ではよく使われる言葉です。意味やニュアンスを理解して、適切に使うようにしましょう。