留学やワーホリに向けた準備の中で悩みがちなのが、荷物のパッキング。渡航前は不安が大きく、あれもこれもと持っていきたくなりますよね。とはいえ、現地へ持っていける荷物には限度があるため、優先順位を付けて取捨選択しなければなりません。ここでは留学やワーホリに必要な持ち物とそれぞれの重要度をリスト化しました。
また、留学やワーホリ経験者が渡航先へ持っていって良かった物、不要だと感じた物の具体例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
留学やワーホリの持ち物リスト
留学やワーホリの持ち物リストを以下のカテゴリー別にご紹介します。
- 重要書類や貴重品など
- 日用品や入浴、洗濯に関する物
- 衣類・アクセサリー
- その他(状況に応じて必要な物)
なお、()内の★の数は荷物の重要度です(★が多いほど重要度が高い)。
1.重要書類や貴重品など
-
【渡航に関する重要書類など】
- パスポート(★★★):国際的な身分証明書。有効期限に注意
- パスポートなどのコピー(★★★):万が一の紛失時への備え
- 航空券(★★★):電子チケットは要印刷
- ビザ(★★★):渡航先の入国許可証。事前に内容を要チェック
- クレジットカード(★★★):現金が不足した際の備えとして
- 国際銀行カード(★★★):海外送金に便利
- 外貨(★★★):日本で両替しておくと◎
- 現金(★★★):日本円にして数万円程度を持参
- 残高証明(★★★):ワーホリビザの方は必須
- 学校の関連書類(★★★):各種書類は印刷必須
- 保険の書類(★★★):緊急時の備えとして持参
- ノートパソコン(★★★):書類やレポート作成に必要
- 国際運転免許(★☆☆):現地で運転する場合に必要
- 筆記用具(★☆☆):現地でも調達可能
【お金に関する物】
【その他重要書類など】
2.日用品や入浴、洗濯に関する物
-
【日常生活に必要な物】
- 日用品(★★☆):綿棒、コンタクトレンズ、メガネ、ティッシュなど
- 洗面用具(★★☆):歯ブラシ、洗顔、カミソリなど
- タオル、ハンカチ(★★☆):複数枚を準備しておくと便利
- 室内用のサンダル、靴、運動靴(★★☆):疲れにくい靴がベター
- 爪切り(★★☆):使い慣れた物を持参したい方は要準備
- 日焼け止め(★★☆):夏季の渡航では要対策。現地調達も可能
- 入浴セット(★★☆):シャンプー、リンス、ボディソープなど
- 洗濯用洗剤・柔軟剤(★★☆):現地調達も可能なため数日分でもOK
- 洗濯ハンガー(★★☆):靴下や下着用の小さなタイプが便利
- 洗濯ネット(★★☆):シェアメイトとまとめて洗濯する際に必須
- ハンガー(★★☆):滞在先に備え付けの可能性あり。念のための備えとして
- 化粧品、リップクリーム(★★☆):現地調達も可能。お気に入りの物があれば要準備
- 生理用品(★★★):品質が気になる方には日本製がおすすめ
- 折り畳み傘(★★☆):現地調達が難しい
【入浴・洗濯に関する物】
【その他コスメなど】
3.衣類、アクセサリー
-
【普段着】
- Tシャツ(★★★):部屋着としても外出用としても重宝
- 長袖の上着(★★★):厚手・薄手の両方があると便利
- ウィンドブレーカー(★★☆):防寒具としても雨具としても活躍
- 下着(★★★):4~7日分を用意。現地調達も可能
- 靴下(★★★):現地で調達するまでの分を多めに持参すると◎
- スーツ(★★☆):希望する職種によっては必要
- 水着(★★☆):海や室内プールのために要準備
- サングラス(★☆☆):日差しが強い国の場合は必要
【その他衣類・アクセサリー】
4.その他(状況に応じて必要な物)
- 変圧器(★★★):電圧を変えるための機器。渡航先によっては不要
- 変換プラグ(★★★):渡航先のプラグの形状を要チェック
- 常備薬(★★★):頭痛薬や下痢止め、持病の薬など必要に応じて持参
- 盗難防止用のチェーン(★★★):スーツケースのワイヤーロックなど
- 衣類用圧縮袋(★★★):衣類やタオルの圧縮に大活躍
- お土産(★★★):ホストファミリーへの挨拶用として
持ち物に関する成功談・失敗談
ここでは、留学やワーホリに持っていって良かった物、持っていって後悔した物について実体験を基にご紹介します。あくまでも一例ですが、現地での生活をイメージしやすい内容となっているので、ぜひ参考にしてください。
1.持っていって良かった!持ち物に関する成功談
- セームタオル:水泳などで使うセームタオルのように吸水性・速乾性が高いタオルが大活躍した。体を拭く用、洗面用具用など用途別に複数サイズを持っていくと◎
- シリコン素材のコップ:歯ブラのシコップを折り畳み式のシリコン素材にして良かった。コンパクトで水気を切りやすくて便利
- 延長コード:滞在先では家具が備え付けのため、延長コードが活躍した
- 小さなライト:就寝前や緊急時のために、手のひらサイズのライトがあると便利
- マスク:海外ではマスクが手に入りにくいので、持っていって良かった
- 石鹸ケース:ボディソープは荷物がかさばる…現地ではコンパクトな石鹸を重宝。石鹸ケースが活躍した
- 入浴セットケース:シェアハウスの浴室には泡立てネットをかける場所がなかった。入浴セットのケースが必要
- 洗濯物入れ:室内が土足だったので、床に洗濯物を置くことができなかった…折り畳み式の洗濯物入れがあると便利
- 写真:家族や友人、過去の自分の写真があると、留学生やホストファミリーとの会話が弾む
- 日本特有の物:ホストマザーへのメッセージ用紙を和柄の折り紙で装飾したら喜ばれた。日本の文化を紹介できる物を持っていくのがおすすめ
- 印鑑:急遽、奨学金の延納手続きが必要になり、書類に押印が必要だった。念のため持っていくと良いかも
2.持っていって後悔した…持ち物に関する失敗談
- 一眼レフカメラ:渡航前に張り切って一眼レフカメラを購入したものの、現地で使いこなせず…スマホで十分だった
- 電子辞書:会話中に英単語を調べるならインターネット検索で十分だった。学校で使わない場合は不要かも
- 高価なアクセサリーや衣類:滞在先では個室に鍵が付いていなかった。盗難のリスクを考えると不要だった
- ヒールが高い靴:現地では歩くことが多く、あまり活躍しなかった。ハイヒールに慣れていない場合は1足あれば十分かも
留学やワーホリの持ち物を準備する際の注意点
留学やワーホリの持ち物を準備する際は、順番を間違えると損をしてしまったり、想定外のトラブルを招いてしまったりすることがあります。ここでは、荷物の準備で失敗しないための注意点を3つご紹介しましょう。
1.航空会社の規定を必ずチェックする
航空会社によって、スーツケースの大きさや荷物の重量といった規定が異なります。必ず事前にチケット購入時のメールや公式サイトで各種規定をご確認ください。
渡航時に持っていける荷物には、以下2つの種類があります。
- 機内に持ち込む荷物
- 手荷物カウンターに預ける荷物
-
【機内に持ち込む荷物に関する規定の具体例】
- 重量:10kg以内
- サイズ:3辺(縦・横・高さ)の和が115cm以内かつ3辺それぞれの長さが55cm×40cm×25cm以内
- 個数:一人1個
-
【手荷物カウンターに預ける荷物に関する規定の例】
- 重量:1個あたり23kgまで
- サイズ:3辺(縦・横・高さ)の合計が158cm以内
- 個数:一人2個まで
※エコノミークラスの場合
航空会社が定める重量やサイズをオーバーすると、超過料金がかかります。手続きに時間がかかる恐れもあるため、事前に必ず各社の規定をご確認ください。
2.持ち物の優先順位を付けてから準備を始める
優先順位を付けずにあれもこれもと先に購入してしまうと、結局スーツケースに入りきらずに日本へ置いていくことになります。その分、現地で使える資金が減ってしまうため、買い物は計画的に進めましょう。
3.スマホが使えない場合も想定しておく
スマホを肌身離さず持ち歩いている、必要な情報はスマホに保存しているという方もいるでしょう。しかし、留学やワーホリでは想定外の事態が生じることが少なくありません。スマホが使えない場合を想定し、以下のように重要な情報は印刷しておく、メモを控えておくといった対策をしておきましょう。
- パスポート
- ビザ
- 航空券
- 滞在先の住所
- 緊急連絡先