留学で気になるのはやはり費用。留学先の国によって費用も変わってきます。今回は、ニュージーランドの語学学校や大学、それぞれでかかる授業料について紹介します。留学先の国選び、学校選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
ニュージーランドの語学学校の費用
ニュージーランドは留学生の受け入れ環境がとても整備されている国です。教育の質を保証するために、国の機関が語学学校の品質管理をしており、認定を受けないと留学生の受け入れを行うことができません。
英語を学ぶために留学する留学生にとって教育の質はとても重要です。高い教育の質を維持する取り組みを行っているニュージーランドは、教育の質を重視する人にとってはとてもおすすめといえます。
ニュージーランドでも、語学学校は私立、大学付属に分かれます。それぞれについて紹介します。
私立の語学学校・期間別の費用
私立の語学学校はオークランドやウェリントンなどの都市部に集中しています。
各学校、様々なコースを設けており、短期から長期まで受け入れが可能です。滞在方法や、空港への送迎などきめ細かいサービスも提供されています。
ニュージーランドは自然がとても多いこともあり、アクティビティがとても充実しています。語学学校でも、英語の学習に加えてアクティビティを楽しむコースも人気があります。
私立の語学学校の授業料の目安は下記のとおりです。
私立の場合 | 費用抑えめ | 費用高め |
2週間 | 4万円 | 5.5万円 |
1か月(4週間) | 8万円 | 11万円 |
3か月(12週間) | 24万円 | 33万円 |
6か月(24週間) | 48万円 | 66万円 |
12か月(48週間) | 96万円 | 132万円 |
私立の語学学校として、「Rotorua English Language Academy」を例にとって紹介します。
この語学学校は、20年以上の歴史を持つ語学学校です。オークランドから車で3時間弱のロトルアという町にあります。温泉が湧き出る町としても有名です。先住民族のマオリの文化が色濃く残っており、歌や踊りなどの伝統芸能を鑑賞することもできます。こじんまりとしているので、生活がしやすい町です。
観光地ならではのアクティビティも充実しているので、学習も現地の生活も両方楽しみたいという人におすすめです。
肝心のコースは、英語コース・試験対策コース・ワーキングホリデープログラム・50歳以上向け英語コースなど豊富に用意されています。
1~12週間 | 13~24週間 | 25~36週間 | 37~52週間 | |
一般英語コース | NZ$395/週 31,600円/週 1か月:126,400円 |
NZ$370/週 29,600円/週 6か月:710,400円 |
NZ$355/週 28,400円/週 9か月:1,022,400円 |
NZ$340/週 27,200円/週 12か月:1,305,600円 |
授業料以外に入学金としてNZ$200(16,000円)、教材費としてNZ$60~110(4,800円~8,800円)が別途必要になります。
※NZ$1=80円換算
大学付属の語学学校・期間別の費用
大学付属の語学学校は、多くは大学進学後に求められる語学力の習得を目的としたコースを主としています。
そのため、期間は学期制になっているものが多くなっています。
大学付属の語学学校の授業料の目安は下記のとおりです。私立比較すると少し費用は高めになります。
大学付属の場合 | 費用抑えめ | 費用高め |
1か月 | 9.8万円 | 12万円 |
4か月(1学期分) | 39.2万円 | 48万円 |
8か月(2学期分) | 78.4万円 | 96万円 |
大学付属の語学学校として「The University of Auckland, English Language Academy」を例にとって紹介します。
イングリッシュランゲージアカデミー(ELA)は、オークランド大学併設の語学学校。
オークランド大学は世界トップ100大学にランクインする大学で、ニュージーランドでも最大規模です。
大学進学を目的とする人はもちろんのこと、一般英語を学ぶ学生も多くいます。大学付属としては珍しく2週間という短期間から受け入れが可能なのも特徴です。
ELAはオークランドキャンパスに接したビルで開講されています。授業料は下記のとおりです。
一般英語コースでは、12週間までの短期間と、12週間以上の長期では週単位での授業料が変わります。期間が長いほど、割安と言えます。
3~12週間 | 12週間~ | |
一般英語コース | NZ$455/週 36,400円/週 1か月:145,600円 3か月:436,800円 |
NZ$440/週 35,200円/週 6か月:844,800円 12か月:1689,600円 |
上記以外のコースとして、
- ・アカデミック英語:NZ$5,055(404,400円)/10週間
- ・オークランド大学進学コース:NZ$5,260(420,800円)/10週間
など、様々なコースがあり、コースによって期間や費用も異なります。
授業料以外の手数料として、登録料がNZ$275(22,000円)、リソース料金としてNZ$80(6,400円)などが必要になります。
※NZ$1=80円換算
ニュージーランドの大学の費用
ニュージーランドには、オークランド大学(The University of Auckland)、オークランド工科大学(Auckland University of Technology)、ワイカト大学(The University of Waikato)、マッセー大学(Massey University)、ビクトリア大学(Victoria University of Wellington)、カンタベリー大学(University of Canterbury)、リンカーン大学(Lincoln University)、オタゴ大学(The University of Otago)の8校の大学があり、全て国立です。
政府が「レベル保持のため、これ以上は増やさない」と宣言しているほど、世界で見ても評価が高くなっています。どの大学も高い水準なのでレベルの格差は大きくありません。
入学後はすぐに専門課程を学ぶため、日本の高校卒業後にニュージーランドの大学へ入学を考えている人は、入学前にファウンデーションコースで学ぶ必要があります。ファウンデーションコースは、英語やレポートの書き方などに加えて専攻分野の基礎知識を学びます。期間は通常約9~12か月間です。
ニュージーランドの大学では学部によって異なりますが、通常3年間で学士号を取得できます。
授業料の目安は下記となります。
費用抑えめ | 費用高め | |
国立大学 | 130万円/年 | 220万円/年 |
今回は、University of Otako(オタゴ大学)を例にとって紹介します。
オタゴ大学は1869年に設立されたニュージーランドで最も長い歴史を持つ大学です。ダニーデンというニュージーランド南島に位置している町で、人口の20%が学生という学生都市でもあります。
QS世界大学ランキング2019では175位にランキングしている、レベルの高い大学で、特に医療系のコースに力を入れています。
目安となる授業料はNZ$25,150~NZ$29,280(2,012,000円~2,342,400円 NZ$1=80円換算)です。
学部によって異なるので、詳細は直接問い合わせてみましょう。
まとめ
留学費用でも多くを占めるのが授業料。今回はニュージーランドの語学学校や大学の授業料を紹介しました。
語学学校や大学の授業料としてかかる費用は、それぞれで大きく異なります。英語力アップを目的するなら、学校選びはとても大切なもの。費用の安さだけを求めず、学べる内容や質が希望とそぐっているかどうかを確認して決めるようにしましょう。
学校選びで悩んでしまった場合には留学エージェントに相談してみることがおすすめ。留学エージェントをうまく活用して、希望に合った学校選び・留学を行いましょう。