「世界の経済はアメリカから始まる」と言っても過言ではない今日。旅行や海外大学進学、ビジネス出張にてアメリカを訪れる日本人は年々増加傾向にあります。日本人の出国先として、2013年-2018年の間は、隣国の中国や韓国を抜いて1位に輝いています。
人気の観光リゾート地であるハワイや、世界経済と流行の中心地ニューヨーク。その他、LAやカリフォルニア州など、誰もが聞いたことのある有名な地域や州が数多くあります。
将来は、魅力的な国アメリカで「永住したい!」と考えている方も大勢いるのではないでしょうか?
そこで今回は、初めての方でも分かりやすいよう【アメリカ永住権取得方法】を詳しく紹介します!加えて、【アメリカ永住権取得によって得られるメリット】も合わせて紹介します。
【目次】
1. アメリカ移住先として住みやすい都市は?1-1. ロサンゼルス
1-2. ハワイ・ホノルル州 アメリカ永住権取得のメリット3選
2-1. 労働に制限なく、自由に就労・起業ができる
2-2. 公立大学の学費、授業料が割安に!
社会保障、公共サービスの受け入れが可能に!
3. アメリカ永住権(グリーンカード)取得方法は?
3-1. アメリカ永住者または市民権保持者との結婚
3-2. 就業を活かしてグリーンカードを取得(有効期限10年間)
3-3. 抽選でグリーンカード取得ができちゃう!?
4. アメリカ永住権の相談は、プロの留学アドバイザーに相談してみよう!
5. まとめ
1.アメリカ移住先として住みやすい都市は?
いざ!アメリカ永住権を取得したとしても、お住まいの都市や地域の環境が「住みにくい!」となったら困りますよね?
都心部から離れた郊外や田舎に住むとなると、生活の不便さが更に増すことになるでしょう。
そこで今回は、「日本人にとって住みやすい都市」を紹介します。ご自身の移住先候補の一つとして、考えてみてはいかがでしょうか?
1-1.ロサンゼルス


温暖な気候が続くため、環境は住みやすくなっています。また、日本人の住む割合も比較的高くなっており、日本食レストランも充実しています。
観光地として有名なハリウッドがあり、1年中賑やかな都市と言えるでしょう。
デメリットとしては、車が無いと移動に不便であったり、日本からの直行便でもフライト時間が比較的長めということです。
1-2.ハワイ・ホノルル州


世界屈指の人気リゾート地ハワイホノルル。日本人には特に親しみがあり、毎年旅行に行く!という方も多いのではないでしょうか?
一年を通して晴天が比較的多く、海や山もあるので自然豊かです。街中には日本語表記の看板があったり、日本語が比較的通じやすいのが特徴です。
「憧れの移住先」として近年人気が更に高まっています。
デメリットとしては、アメリカ他州に比べて物価が高く、日本から移住するとより値段が高い。。と感じやすいかもしれません。
2.アメリカ永住権取得のメリット3選
アメリカ永住権取得方法の前に、「いざ、永住権をゲットしたらどんなメリットがあるのか?」その中身についてまず初めに紹介したいと思います。
2-1.労働に制限なく、自由に就労・起業ができる


永住権取得の最大メリットは、米国市民同様の権利が与えられ、永久的に米国滞在できることです。仕事や学業に制限を受けず、アメリカで起業したい方は自由に行動することができます。
様々な夢を持ち、アメリカへとやってくる方が多く、俳優、エンターテイナー、研究職など就きたい職業は皆それぞれです。
しかし、アメリカで外国人が労働するには職業が限られており、留学生はアルバイトが認められていません。
ですが、アメリカ永住権取得により、労働の制限が無くなり、起業までが可能になります。加えて、永住権取得者は、就職や転職に有利となり、雇用主側にとってもわざわざスポンサーとなる必要がないため重宝されます。
2-2.公立大学の学費、授業料が割安に!


アメリカ人同様の権利が与えられるということは、外国人就学者でも、アメリカ人と同等の金額で公立大学に通うことができます。永住権未保持者と比べると、その差は約半額に!
また、通常の学生ビザでは通学が不可能な教育機関での勉強や転校も叶うことができ、アメリカで学びたい人にはメリットと言えるでしょう。
2-3.社会保障、公共サービスの受け入れが可能に!
「非移民ビザ」では受入れ不可能な各社会保障、公共サービスを得ることが可能になります。
例えば、医療費・診療費が安くなる。国からの各教育サポートが受けられる。などが挙げられます。
3.アメリカ永住権(グリーンカード)取得方法は?


まず初めに、アメリカ永住権(Permanent VISA)は、一般的にグリーンカードと呼ばれています。というのも、1940年ごろに初めて発行された永住権カードが緑色だったことにより、その名の愛称で呼ばれています。※現在の永住権カードは白色です。
日本人がグリーンカードを取得する主な方法として2つの項目に分けられます。注意点としては、更新手続きが必要となり、有効期限が各設けられています。
① アメリカ永住者または市民権保持者との結婚(有効期限2年間)
② 就業を活かしてグリーンカードを取得(有効期限10年間)
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
3-1.アメリカ永住者または市民権保持者との結婚
アメリカ国籍の方と結婚した場合、アメリカ人の配偶者がスポンサーとなってグリーンカード申請が可能となります。スポンサーは配偶者だけでなく、親族(両親、子供、兄弟、姉妹)なども可能です。
申請には約1年ほど必要で、第1回目は有効期限2年間。その後10年の有効期限に変更が可能です。
申請には、定められた書類と面接が必要になります。面接では、偽造婚でないことを証明するために同棲歴や事実婚と認められるような証明書(賃貸契約書や2人の写真など)も必要となります。
3-2.就業を活かしてグリーンカードを取得(有効期限10年間)


こちらのカテゴリーは主に自身の【就業経験・スキル】を活かしてグリーンカードを取得するパターンです。このカテゴリーの中でも5つの項目に分類されます。
EB-1 | 優先就労者(日米での管理職や企業での重役者)または科学、教育、芸術、ビジネス、スポーツなどの分野で認められた才能がある人。 |
EB-2 | 大学院または学士号を取得済みで、5年以上の職務経歴を持つ人。 科学、芸術、ビジネスで専門性に富んだ能力を持つ人。 |
EB-3 | 4年制大学卒または、2年以上の職務経歴がある人。または、 2年以上の就業経験は無いが、スキルのいらない単純労働者として勤務ができる人。 |
EB-4 | 宗教などの特別な仕事に従事する人 |
EB-5 | 50~100万ドルの投資条件を満たす投資家 |
上記5つの中で最も日本人が申請プログラムに使いやすいのが「EB-2、EB-3」です。
EB-2 について
EB-2にてグリーンカードを申請するには、上記条件のように「非常に高いスキル」が問われます。
例えば、有利なのは、医学分野などでアメリカに貢献できる方。高いレベルで研究した方が該当します。また、同時に雇用主によるジョブオファーが確保されていることが必要最低限です。
EB-3 について
こちらのプログラムは、EB-1、EB-2に比べて高いスキルは求められませんが、EB-2同様、ジョブオファーを確保していることが大前提です。
年齢、国籍、英語力は問われないため、学歴や就業経験をクリアしている人にはおすすめプログラムとなります。
▼より詳しいグリーンカードの申し込み方法は、プロの留学アドバイザーに相談してみて下さい。
3-4.抽選でグリーンカード取得ができちゃう!?
最後に一つ、紹介したいのが「グリーンカード抽選プログラム」です。
コンピューターによる無作為の抽選により、毎年5万人分の永住権が発行され、当選者にはグリーンカード申請のチャンスが与えられます。
当選後は、誰もがグリーンカードをゲット出来るわけではなく、「申請資格、書類審査、面接」をパスしてはじめて永住権を取得できます。
トランプ政権に変わり、移民者への風当たりは強まってはいますが、依然と応募者は毎年5万人を超えています。当選自体、”運勝負”ではありますが、本気でアメリカ永住を考える人にとっては、とても魅力的な申請方法と言えます。
4.アメリカ永住権の相談は、プロの留学アドバイザーに相談してみよう!
上記で紹介したように、アメリカ永住権取得プログラムは多種多様で、日々条件が最新アップデートされます。
そして、皆さん個々の状況に合わせた最適な移民プログラムを探すのも一苦労と言えるでしょう。
その様な困った状況を助けてくれるのがプロの留学アドバイザーです。現地情報に詳しく、最短で永住権取得へと導いてくれます。
夢カナ留学では、皆さんの目的や要望に沿った留学オーダーメイドプランを作成します。「将来はアメリカに永住したい!」という夢でも、全力で叶えられるようサポートします。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
5.まとめ


いかがでしたか?
永住権を取得するには様々な条件があることがお分かりになったかと思います。しかし、それら条件をクリアさえすれば、誰でも永住権獲得のチャンスがある!というわけです。
最後に主な条件をまとめておきます。ぜひ、皆さんの永住権取得への第一歩となればと思います。
① 日本のパスポートを持っていること
② 申請条件として「学歴、職歴、高い専門性のあるスキル」が求められる