留学で気になるのはやはり費用。留学先の国によって費用も変わってきます。今回は、オーストラリアの語学学校や大学、それぞれでかかる授業料について紹介します。留学先の国選び、学校選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
オーストラリアの語学学校の費用
オーストラリアは教育水準が高い国として有名です。移民国家でもあるため、世界中から留学生が集まります。
オーストラリアは学生ビザでもワーキング・ホリデービザでも就学とアルバイトが可能です。
働くことで生活費を補うこともできるので、費用面で心配な人にとってはとても嬉しい留学先といえるでしょう。
そんなオーストラリアで英語を学ぶ場合、通うのは語学学校。語学学校にも私立の語学学校と大学付属の語学学校があります。学校の種類によって目的や環境が異なり、費用も変わってくるのでそれぞれ紹介していきます。
私立の語学学校・期間別の費用
私立の語学学校は、多くの場合1週間という短期間から入学が可能です。一般的な英語コースに加えて、試験対策やビジネス英語など様々なコースが用意されています。
入学のタイミングや期間も選択することができるので、自分の都合に合わせやすくなっています。
オーストラリアの私立の語学学校の授業料の目安は下記となります。
私立の場合 | 費用抑えめ | 費用高め |
2週間 | 6万円 | 7.5万円 |
1か月(4週間) | 12万円 | 15万円 |
3か月(12週間) | 36万円 | 45万円 |
6か月(24週間) | 72万円 | 90万円 |
12か月(48週間) | 144万円 | 180万円 |
私立の語学学校として「SELC(シドニー・イングリッシュ・ランゲージ・センター)」を例にとって紹介します。
SELCは、1985年に創立されたオーストラリアでも歴史の長い語学学校の一つです。
シドニーの東側のボンダイにありまる。公共交通機関は充実しており、シドニー市街地やビーチまで15分程度で移動が可能というとても利便性の高い場所に位置しています。
SELCでは日本人スタッフが常勤しているので、勉強・進学・生活に関する相談もできるので安心の環境です。
コースは様々あり、IELTSやケンブリッジ試験対策に強いと言われ独自のカリキュラムが開発されています。
一般英語コースは週20時間で、授業料は下記のようになっています。期間が長いほど週単位の費用は割安になります。
2~8週間 | 9~16週間 | 17~24週間 | 25~39週間 | |
一般英語コース | AU$400/週 32,800円/週 1か月:131,200円 |
AU$390/週 31,980円/週 3か月:383,760円 |
AU$380/週 31,160円/週 6か月:747,840円 |
AU$360/週 29,520円/週 9か月:1,062,720円 |
登録料としてAU$250(20,500円)、教材費としてAU$15/週(1,230円)などが別途必要になります。
※AU$1=82円換算
大学付属の語学学校・期間別の費用
大学付属の語学学校は、大学のキャンパス内に併設されているタイプの語学学校です。
主に大学進学を目指す学生が集まります。入学条件は私立の語学学校よりも高く、中級以上の英語力が必要とされる場合もあります。大学進学に合わせているという手前、多くの場合期間や入学日もある程度指定されています。大学付属の語学学校の授業料の目安は下記となります。
大学付属の場合 | 費用抑えめ | 費用高め |
1か月 | 13万円 | 17万円 |
4か月(1学期分) | 52万円 | 68万円 |
8か月(2学期分) | 104万円 | 136万円 |
大学付属の語学学校として「ICTE-UQ(Institute of Continuing & TESOL Education)」を例に紹介します。
ICTE-UQは、クイーンズランド大学付属の英語学校です。クイーンズランド大学は1909年に設立された大学で、世界大学ランキングにも高順位にランキングしている評価の高い大学です。
キャンパスは、ブリスベン市内からバスで15分ほどの場所にあります。クイーンズランド大学のセント・ルシア・キャンパス内で授業は行われます。大学のキャンパス内にあるので、大学の施設を利用することができます。
英語コースの種類は、一般英語(GE)、国際英語(EIBC)、進学英語(EAP)、ブリッシング・プログラム(BEP)、上級英語コミュニケーションスキルコース(AECS)という5つのコースがあります。全てのコースで最低5週間からとなります。各コースの授業料は下記です。
5週間 | 10週間 | 25週間 | 35週間 | |
GE/EIBC/ AECS&EAP | AU$2,100 172,200円 |
AU$4,200 344,400円 |
AU$10,500 861,000円 |
AU$14,700 1,205,400円 |
授業料に加えて入学金がAU$220(18,040円)、学生サービスおよび教材費がAU$15/週(1,230円/週)必要になります。
※AU$1=82円換算
オーストラリアの大学の費用
オーストラリアの大学は全部で39大学ですが、そのうち27大学が国立大学です。世界大学ランキングでも高順位にランクインしている大学が数あるほど、教育水準は高くなっています。
そんな教育水準の高い大学ですが、原則として書類審査で進学が可能なので、アメリカやイギリスと比べるとだ入学がしやすいといえます。
オーストラリアの大学は一般的に3年制です。大学に入学するためには一定の英語力が必要になるので、日本の高校卒業後に大学進学を目指すのであれば、準備のためのコースで約1年間学ぶことが一般的です。
準備コースで1年間学んだとしても、4年間で大学を卒業できることになります。
授業料の目安は下記となります。
オーストラリアの大学は3年間なので、公立大学であればトータルで840万円~960万円ほどです。
費用抑えめ | 費用高め | |
公立大学 | 280万円/年 | 320万円/年 |
私立大学 | 180万円/年 | 260万円/年 |
Macquarie University(マッコーリー大学)を例にとって紹介します。
マッコーリー大学は、シドニーの北東部郊外ノースライドにある公立の大学です。シドニー中心部から電車もしくはバスで30分ほどの自然豊かな場所です。大きなショッピングモールも近くにあり生活もしやすいと言えます。
授業や研究の質も高く、特に通訳・翻訳は人気の専攻です。
日本の高校卒業後に入学を考えている人は、まずは付属カレッジ(MUIC)でファウンデーションコースまたはディプロマコースを受講する必要があります。
ファウンデーションコースは、期間は4か月。授業料は1学期コースでAU$16,000(1,312,000円)、2学期コースでAU$24,000(1,968,000円)です。コースはIELTSのスコアにより異なります。
ディプロマコースの期間は10か月。授業料はAU$29,400(2,410,800円)です。
大学入学後の学費は学部・専攻によって異なりますが、年間の平均的な学費はビジネスでAU$36,300(2,976,600円)、環境学でAU$33,816(2,772,912円)、聴覚学・言語学や教育学でAU$31,800(2,607,600円)です。
学部・専攻によって異なりますので、詳細は直接ご確認ください。
まとめ
留学費用でも多くを占めるのが授業料。今回はオーストラリアの語学学校や大学の授業料を紹介しました。
語学学校や大学の授業料としてかかる費用は、それぞれで大きく異なります。英語力アップを目的するなら、学校選びはとても大切なもの。費用の安さだけを求めず、学べる内容や質が希望とそぐっているかどうかを確認して決めるようにしましょう。
学校選びで悩んでしまった場合には留学エージェントに相談してみることがおすすめ。留学エージェントをうまく活用して、希望に合った学校選び・留学を行いましょう。