TOPオーストラリアの気候シドニーの気候は?特徴と服装の準備

シドニーの気候は?特徴と服装の準備

シドニーの気候は?特徴と服装の準備

シドニーは、温暖湿潤気候に属しており、一年中過ごしやすいのが特徴。季節ごとに様々な顔を楽しむことができる街ですが、その中でも春から夏にかけてのシーズンが特におすすめです。季節ごとの気温や、気候の特徴を紹介します。現地で快適に過ごすためにどんな服装や持ち物が必要なのかを知っておきましょう。

目次

オーストラリア シドニーの気候

シドニーは、ニュー・サウス・ウェールズ州の州都で、オーストラリアの東南部にある都市です。
南緯は33度57分。北と南は反対ですが、日本で北緯33度は五島列島(長崎県)です。 ケッペンの気候区分では、温暖湿潤気候(Cfa)に属します。
温暖湿潤気候は、大陸の東岸に分布し、1年中雨が多い気候。季節風の影響で特に夏に雨が多いとされています。北海道や東北の内陸部、太平洋側沿岸部・本州東部の高原地帯、沖縄の先島諸島を除く日本の大部分は温暖湿潤気候に属します。シドニーは日本と似たような気候といえます。

オーストラリアで心配すべき災害は、サイクロン(台風)、山火事や洪水、雹などがあります。
オーストラリアでサイクロンの被害が集中するエリアは、東海岸の北側(ケアンズあたり)のためあまり頻繁に被害はありませんが、稀に通常と異なる動きでシドニーに直撃したこともあるため全く心配する必要がないともいえません。また、2018年には、暴風雨が直撃し、約2時間で約1か月分の雨量を規則しました。いたるところで洪水が発生し、民家が浸水、交通機関がマヒするなどの混乱がありました。
さらに、2018年12月に最大8cmの大きな雹(ひょう)が降り、家や車の窓ガラスが割れる、大規模な停電が起こるなどの被害が広がりました。シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州は、雹の報告件数が多く、1951年から2018年にかけての雹被害は2800件以上にも及んでいると言われています。保険総額の3分の1は雹によるものともいわれているほど、最も経済的な損失が大きい自然災害なのです。

一年間の気温と降水量

シドニーの一年の月別の気温変化や降水量をみてみましょう。

平均最高気温(℃)平均最低気温(℃)降水量(mm)1
1月271990
2月 2719141
3月 2618102
4月 2315117
5月 201299
6月 189120
7月 17865
8月 19962
9月 211160
10月 231462
11月 241681
12月 261881

シドニーは四季がはっきりとしているのが特徴です。南半球に位置するため、日本とは真逆です。
9~11月が春、12~2月が夏、3~5月が秋、6~8月が冬です。
一年を通して温暖な気候であることも魅力の一つです。夏の平均最高気温は27度、冬の平均最低気温は8度と、厳しい暑さや寒さにみまわれることはなく、過ごしやすい気候なのです。
雨は2~6月と秋を中心によく降ります。ちなみに、東京(日本)の降水量は、6月で167.7mmです。シドニーで最も降水量の多い2月でも141mmなので、日本よりは雨が少ないと考えてよいでしょう。
1年中、空気は乾燥気味なので、乾燥対策をしておくと安心です。

ベストシーズンはいつ?

シドニーは一年を通して過ごしやすく四季もはっきりしているので、どの季節にいっても楽しめるでしょう。
その中でも、春から夏ごろにかけてのシーズンがやはりおすすめです。
9~11月の春は、街の中で咲く多くの花々が見どころ。日本で春といえば桜を見ながらのお花見ですが、シドニーではジャカランダという花が咲きほこります。ジャカランダは、紫の花をつける木です。桜よりも見ごろが長く、11月中旬から下旬くらいまでがおすすめの季節です。
12~2月の夏は、やはり海。真っ青な海が広がるビーチへ1時間もかけずに行くことができます。
ボンダイビーチは都市部からバスや電車でアクセスしやすく、広くて気候が良いので観光地としてもとても有名なエリアです。毎年何万人もの観光客がつめかけるほど。ビーチ沿いには、カフェなどのお店も立ち並んでいるので、海に入らなくても楽しめるでしょう。
ボンダイビーチ以外にも、マンリービーチやブライトンビーチ、クージービーチなどいくつかのビーチがあるので、それぞれのビーチに行ってみるのもおすすめです。

服装準備

留学の準備をするときに、服装はどうしよう?と悩む人も多いでしょう。
ここでは、季節ごとに、どのような服装が良いのか紹介していきます。

春(9~11月)の服装と持ち物

春は9~11月。平均最高気温は21~24度、平均最低気温は11~16度です。 平均気温が20度前後なので特に過ごしやすい季節です。
朝晩は冷え込むこともあるので、長袖のTシャツなどを基本として、パーカーやジャケットなど重ね着ができるものがあると安心です。

夏(12~2月)の服装と持ち物

夏は12~2月。平均最高気温は26~27度、平均最高気温は18~19度。 半袖のシャツ、半ズボンなどの夏服で十分です。
ただし、日本に比べて日差しがとにかく強いのが特徴。サングラスや帽子はもちろんのこと、紫外線対策として日焼け止めも忘れないようにしましょう。ビーチで夏を楽しみたいという人は水着も忘れずに。

秋(3~5月)の服装と持ち物

3~5月の秋は、平均最高気温は20~26度、平均最低気温は12~18度。5月になるとぐっと気温は下がります。
3月は夏と同じように夏服で十分ですが、4月以降は長袖が必要です。
パーカー、ジャケット、薄手のセーターやカーディガンなど羽織るものも持っておきましょう。

冬(6~8月)の服装と持ち物

6~9月は平均最低気温が10度を下回ります。
厚手のセーターや、厚手の冬用コートなど防寒対策はしっかりと行いましょう。 日本(東京)の冬ほど寒くなることはありませんが、マフラーなどはあったほうが安心です。

まとめ

四季ははっきいとしていて、一年中過ごしやすいシドニー。花や海が楽しめる春から夏がとくにおすすめのシーズンです。ぜひ留学先の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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