銀行などの、行政手続きはめんどくさく、時間がかかる事が大半です。しかし、開設する事で受けられるメリットや、生活をしていくで大切な事が多いです。それでも銀行口座は世界共通で、個人個人に必要なものです。短期の3か月程度の留学の場合を除いて、絶対に解説することをお勧めします。
今回は、銀行開設で必要な手順と、銀行に行った際に必要となる単語を説明します。
【目次】
1.なぜアメリカで銀行口座が必要なの?
アメリカで銀行口座を開設することは、日常の金融取引や財務管理において非常に重要です。口座を開設する際には、自分のニーズに合った銀行や口座タイプを選び、必要な書類と情報を提供することが大切です。以下に、アメリカで銀行口座を開設する必要性について説明します。
資金の安全性
銀行口座は現金を安全に保管できる場所です。自宅に現金を保管するよりも、銀行口座に預けておくことで、盗難や火災などのリスクから資金を保護できます。また、アメリカで現金を持ち歩くことは危険です。デビットカード等の銀行から発行されたカードであれば、盗まれても、携帯のアプリですぐに差し止めることができます。
デビットカードやクレジットカードの利用
銀行口座を持っていると、デビットカードやクレジットカードを発行してもらうことができます。これらのカードは日常の支払いや買い物、オンラインショッピングに利用できます。学生のうちは、クレジットカードの応募に制限がかかります。その為、デビットカードを所持しておきましょう。
給与の受け取り
多くの雇用主は給与を銀行口座に直接振り込むため、銀行口座を持っていることが就業の条件になることがあります。銀行口座を持っていることで、給与の受け取りがスムーズに行えます。アルバイトや、賃金を貰う際には、現金での手渡しはアメリカでは行われません。
支払いと請求
銀行口座を使用すれば、請求書や固定費の支払いが容易になります。銀行のオンラインバンキングサービスを利用すれば、自動的に請求額を支払う設定もできます。最近では、スポティファイやネットフリックス等のサービスがあるので、その際にも自働引き押し可能です。
投資やローンの利用
銀行口座を持っていると、投資口座を開設したり、住宅ローンや教育ローンを申し込んだりする際に有利です。銀行口座は金融取引の中心です。日本では、投資は危険なこととして見られていますが、アメリカではファイナンシャルリテラシーが高い為、投資のリスクを抑えて出来ます。
2.アメリカの銀行のサービスは?
アメリカの銀行は、さまざまなサービスを提供しており、個人や企業が日常的な金融取引や資産管理を行うのに役立っています。以下は一般的なサービスの例であり、銀行によって提供されるサービスは異なります。アメリカの銀行を選ぶ際には、自身の金融目標やニーズに合った銀行を選びましょう。
預金口座
銀行はさまざまな種類の預金口座を提供しており、一般的なものには普通預金口座、貯蓄預金口座、定期預金口座などがあります。預金口座に資金を預けることで、資金を安全に保管できます。
オンラインバンキング
アメリカの多くの銀行はオンラインバンキングサービスを提供しており、顧客はウェブサイトやモバイルアプリを通じて口座を管理できます。これにより、トランザクションの監視、請求書の支払い、振込などが容易になります。実際の銀行に行かずに出来ることが多いので、とても便利です。
投資サービス
多くの銀行は投資アカウントを提供し、株式、債券、投資信託などの金融商品を取引できるようにしています。銀行を通じて資産を増やすために投資を行うことができます。投資は資産形成にも繋がるため、生活を安定させたい人にもお勧めです。
外国為替サービス
外国為替取引や外国通貨の送金サービスを提供する銀行もあります。これは国際的な取引や海外送金に役立ちます。日本への送金をする場合にも、ネットのアプリを使うより銀行の信用できるサービスを使いましょう。
ATMサービス
銀行はATMを提供しており、顧客はいつでも現金を引き出すことができます。アメリカの多くの銀行は、他の銀行のATMも無料で利用できるネットワークに参加しています。
3.アメリカの銀行で口座開設の手順は?
アメリカで銀行口座を開設するために必要な書類と手続きは、銀行や金融機関によってわずかに異なることがありますが、この記事では一般的な手順を紹介します。口座を開設する銀行で事前に要件を確認し、必要な書類や情報を準備するために連絡することをお勧めします。
本人確認書類
外国からの旅行者や留学生の場合、パスポートはよく認識されています。米国内に住んでいる場合、有効な国内運転免許証またはIDカードも必要な場合があります。
社会保障番号
米国内に住んでいる場合、社会保障番号(Social Security Number)または税額控除証明書(ITIN)が必要です。これは所得税の目的で発行されます。
住所確認
米国内に住んでいる場合、住所の確認が必要です。通常、公共料金の請求書、家賃契約書、または銀行が認識する他の住所証明書が含まれます。
最低預金
一部の銀行は、口座を開設するために最低預金を要求することがあります。最低預金の額は銀行によって異なります。学生の場合は、通常よりも低い値段になるので、その点は銀行が優しく教えてくれます。
口座種別
銀行口座の種類を選択する必要があります。普通預金口座や貯蓄預金口座、チェック口座などがあります。種類は色々ありますが、基本的には普通預金口座のみで大丈夫です。
証明書
必要な書類や情報を提出して、銀行が本人確認を行います。これには書類のコピー、アプリケーションフォームの記入、口座契約書への署名が含まれます。
4.アメリカの銀行で聞く必須単語21選!
初めに、日本から移住した人が絶対に知っておきたい「Money Order」について開設していきます。
Money Order(マネーオーダー)
マネーオーダー(MO)は、金銭送金手段のひとつで、銀行や郵便事業者、スーパーマーケットなどの金融機関や小売業者を通じて利用できます。これは、特定の金額を支払うために指定された金融機関が発行し、受領者がその金額を受け取るために利用します。
- 前払い方式
MOを購入する際に、支払う金額を前もって金融機関に支払います。このため、MOは前払いのため、利用者は送金額以上の金額を支払うことはありません。
- 受取人指定
MOは特定の受取人(受取人の名前が記載された「Pay to the Order of」の欄がある)に対して発行されます。これにより、指定された受取人以外がMOを現金化することは難しくなります。
- 安全性
MOは紛失や盗難のリスクが少なく、紙の証拠としての価値があります。紛失した場合でも、発行した金融機関に問い合わせることで再発行の手続きが取れることがあります。
- 国内および国際送金
MOは国内外の送金に利用できます。国際送金の場合、受取人がその国の通貨で受け取ることができます。
- 手数料
MOを購入するときに、発行手数料が発生することがあります。手数料は発行機関や送金額によって異なります。
銀行で使える単語20選
- Checking Account:当座預金口座
- Savings Account:普通預金口座
- Interest Rate:利率
- ATM (Automated Teller Machine):現金自動預け払い機
- Withdrawal:引き出し
- Deposit:預け入れ
- Balance:残高
- Statement:口座明細書
- Overdraft:超過引き出し
- CC(Credit Card):クレジットカード
- DC(DC):デビットカード
- Loan:ローン、融資
- Collateral:担保物
- Interest:利子
- Principal:本金
- Mortgage:住宅ローン
- Online Banking:オンラインバンキング
- Wire Transfer:電信送金
- ATM Fee:ATM手数料
- Account Holder:口座所有者
5.アメリカの銀行は?
アメリカには全国的に展開している大手銀行から地域密着型の地元銀行までさまざまな銀行が存在します。以下に、アメリカで有名な銀行を地域別にいくつか紹介しますが、地域によってさらに多くの銀行が存在することに留意してください。
全国展開の大手銀行
チェイス銀行は全国的に支店を展開し、多くの金融サービスを提供しています。
全国的に多くの支店とATMを持つ銀行で、モーゲージローンやクレジットカードなどのサービスも提供しています。
ウェルズ・ファーゴは米国中で支店を持つ銀行で、預金口座から投資まで幅広いサービスを提供しています。
西部
米国全体に支店を持つが、西部地域に強い存在感を持っています。
主に西部地域で展開している銀行で、リテールバンキングや商業銀行を提供しています。
中西部
ペンシルバニア、オハイオ、ミシガンなど中西部地域に多くの支店を持つ銀行です。
オハイオ、ケンタッキー、テネシーなどで展開する地域銀行です。
南部
アラバマ、テキサス、フロリダなどで支店を持つ銀行で、サウスイースト地域に焦点を当てています。
ノースカロライナ、ジョージア、バージニアなどで展開する地域銀行です。Trustとして知られています。
東部
ニューヨーク、ニュージャージー、バージニアなどで支店を持つカナダのTD銀行の子会社です。
東部地域で支店を展開する銀行で、特にボストン、フィラデルフィアに強い存在感があります。
6.まとめ
海外で生活をしていくうえで、銀行口座はとても大切なものになります。しかし、手続きが大変な為、後回しになることがあります。沢山のメリットがあるため、留学生であっても、留学してすぐに作ることをお勧めします。特に移住をした人は、絶対に必須になります。21個の単語を覚えることは難しいので、この記事を保存して、ぜひ使ってください!