英語を勉強している中で、覚えることの多さに悩まされている人は多いです。そして、意味が使い方によって変わることがあります。その代表例である「so bad」が、文章の終わりに来た時の意味を知ってますか?この文章終わりによく来る単語である「副詞」が英語のネックになりがちです。
今回は、「副詞とは何?」から、ネイティブがよく使う副詞について書いていきます!
1.副詞とは?
まずは、副詞とは何かを徹底的に理解しましょう!
定義
副詞は言葉や文の要素で、動詞、形容詞、他の副詞、または文全体を修飾して、それらの意味を具体的にするために使用されます。副詞はしばしば「どのように」「いつ」「どこで」「なぜ」といった疑問に正確に答えることで、情報を明確に説明します。
成り立ち
副詞は通常、形容詞や名詞をもとに作成されません。多くの副詞は元々副詞として使用されるため、そのまま使用されます。ただし、いくつかの副詞は形容詞に「ly」を追加して作成されます。例えば、形容詞「quick」から副詞「quickly」が派生します。
ただし、全ての副詞が「ly」を持つわけではありません。一部の副詞は形容詞の形を保持し、変化しません。例として、「fast」があります。
役割
副詞は、文をより細かに説明し、述語(動詞)、形容詞、別の副詞、または文全体の意味を補完する役割を果たします。
2.副詞の使い方は?
ここからは、副詞を実際に英語として使うにはどうしたらいいかを解説していきます!
副詞の種類
副詞はさまざまな種類があり、用途に応じて異なる副詞が使われます。一般的な副詞の種類には次のようなものがあります。
- 程度副詞 (Adverbs of Degree)程度や強さを示す副詞
(例: very、quite、too)
- 時間副詞 (Adverbs of Time)は、時間を示す副詞
(例:now、soon、yesterday)
- 場所副詞 (Adverbs of Place)は、場所を示す副詞
(例: here、there、everywhere)
- 方法副詞 (Adverbs of Manner)は、方法や様態を示す副詞
(例:quickly、carefully、well)
- 原因副詞 (Adverbs of Reason)は、原因や理由を示す副詞
(例:therefore、because、so)
副詞の位置
副詞の位置は、文法的な正確性に重要です。基本的に、ネイティブスピーカー使うのは、文章の初めか、一番最後になるのが一般的です。
- 動詞の前または後ろ
例「She quickly ran.」(彼女は素早く走った)
例「He speaks English fluently.」(彼は流ちょうに英語を話す)
- 形容詞の前に配置
例「It’s very hot.」(とても暑い)
例「She is extremely talented.」(彼女は非常に才能がある)
- 他の副詞の前に配置
例「She sings quite beautifully.」(彼女はかなり美しく歌う)
例「He works really hard.」(彼は本当に一生懸命働く)
- 文全体の前または後ろ
例「Unfortunately, it rained during the picnic.」(不幸にも、ピクニック中に雨が降りました)
例「We arrived on time, fortunately.」(幸いにも、私たちは時間通りに到着しました)
副詞の適切な位置は、文の意味を明確にし、文の流れや強調をコントロールします。しかし、ビジネス等のフォーマルな場面では、動詞の前や後ろに置くことが綺麗な文章を作るコツです。
3.文章の最後に来る「so bad」は?
「so bad」をそのままの形で理解すると、状況や事柄を意味する「ともて悪い、ひどい」になります。しかし、「so bad」をスラングとして使う場合は、文章の最後にきます。文章の中で位置が変わるだけで、意味がまったく変わってくることを解説していきます。
意味
おさらいとして、否定的な表現がある「so bad」は、日本語でひどい、よくないことを表現する意味で使われる事を覚えておいてください。
使い方
「so bad」は、否定的な評価や感情を強調するのに役立つ表現です。ただし、位置が違うだけでまったく意味が変わります。
- 状況や事柄の評価
英語を勉強していて、一般的な意味です。以下の例文から、使い方を理解してください。
例文「The weather is so bad today. It’s raining heavily, and it’s very cold.」
- (今日の天気はひどいです。雨が激しく降っていて、とても寒いです。)
- 感情や健康の状態の表現
状況だけでなく、人の感情にも使えます。
例文「I feel so bad about forgetting her birthday.」
- (彼女の誕生日を忘れてしまったことが本当に気になっています。)
例文「After eating that spoiled food, my stomach feels so bad.」
- (その腐った食べ物を食べた後、胃がひどくなりました。)
- スラング
英語を勉強していても、この使い方に出会うことは少ないでしょう。しかし、ネイティブが一番よく使うのが、この強調の使い方になります。
例文「The movie was so bad. I couldn’t even finish watching it.」
- (その映画はひどかったので、最後まで見ることすらできませんでした。)
例文「The restaurant service was so bad. We won’t be going back there.」
- (そのレストランのサービスはひどかったので、もう戻ることはありません。)
4.有名な副詞は?
ここからは、実際にネイティブがよく使う副詞について、嬉しい時、悲しい時、そして、
「ly」がつかない副詞を覚えていきましょう!本当に使うので、覚えてください。
ポジティブな副詞
英語でポジティブな感情や状況を表現するための副詞をいくつか示します。これらの副詞は、喜び、満足、楽しみ、肯定的な感情を強調するのに役立ちます。
- Happily – 幸せに
- Joyfully – 喜んで
- Excitedly – 興奮して
- Cheerfully – 陽気に
- Eagerly – 熱心に
- Enthusiastically – 熱狂的に
- Optimistically – 楽観的に
- Positively – 積極的に
- Contentedly – 満足して
- Blissfully – 至福に
- Radiantly – 輝いて
- Ecstatically – 恍惚として
- Wholeheartedly – 心から
- Vigorously – 精力的に
- Brilliantly – 素晴らしく
- Effortlessly – 苦労なく
- Triumphantly – 勝利げに
- Incredibly – 信じられないほど
- Marvelously – 驚くほど
- Wonderfully – 素晴らしく
ネガティブな副詞
ネガティブな感情や状況を表現するために使える英語の副詞をいくつか示します。これらの副詞は、不満、不快、不安、不確かさなどを表現する際に役立ちます。
- Actually – 実際には
- Unfortunately – 不幸にも
- Certainly – 確かに
- Certainly not – 絶対に違います
- Surely – 確かに、きっと
- Clearly – 明らかに
- Doubtlessly – 疑いなく
- Undoubtedly – 疑いなく
- Regrettably – 遺憾ながら
- Sadly – 残念ながら
- Ironically – 皮肉なことに
- Naturally – 当然
- Positively – 絶対に、明確に
- Definitely – 絶対に、明確に
- Certainly not – 絶対に違います
- Absolutely not – 絶対に違います
- Angrily – 怒って
- Frankly – 率直に
- Blatantly – 露骨に
- Genuinely – 本当に
「ly」を使わない副詞
「ly」を使わない副詞では、形容詞と同じ形を使います。その為、副詞との使い分けがとても難しいです。ここでは、副詞と形容詞、両方での使い方を例文として書いていきます。
- Fast – 速く
形容詞: The car is very fast.
副詞: She runs fast.
- Hard – 一生懸命に、固く
形容詞: The rock is hard.
副詞: She works hard.
- Late – 遅く
形容詞: He is always late.
副詞: She arrived late.
- Early – 早く
形容詞: It’s too early to leave.
副詞: She wakes up early.
- High – 高く
形容詞: The mountain is high.
副詞: He jumped high.
- Near – 近くに
形容詞: The store is near.
副詞: He lives near.
5.まとめ
英語の副詞は文法的な要素で、意味をより明確にし、さまざまな情報を提供します。副詞は文中で状況や、感情だけでなく、協調など詳細を示す役割を果たします。程度、方法、時間、場所、原因などの要素を示す副詞があり、文の明確性と表現力に豊かにしてくます。
適切な副詞の使用は、カジュアルとフォーマルで、よりネガティブで流ちょうに聞こえるため、たくさん使っていきましょう。しかし、副詞の位置は文法的に難しいので、文脈に合わせて選ぶことが重要です。また、「so bad」のように位置によって意味が変わることもあるので、この記事を保存して、勉強頑張ってください!