ジャスティン・ビーバーやジェニファー・ローレンスなど海外セレブが「フォトボムしてる!」と話題になったニュースを知っている方も多いでしょう。
直訳すると「写真爆弾」を意味する「photobomb(フォトボム)」には、クスッと笑える意味が含まれており海外ではプロモーションの一環として使われているのです。
この記事では「photobomb(フォトボム)」の意味・語源・使い方をお伝えします。
さらに、最新SNSアプリ、若者から人気がないアプリ、人気のハッシュタグについて徹底解説します。
1.「photobomb(フォトボム)」とは?
まずは「photobomb(フォトボム)」について解説します。
「photobomb(フォトボム)」の意味
「photobomb(フォトボム)」は、直訳すると「写真爆弾」となりますが、実際には写真には関係ない人やモノが映り込むことを意味しています。
人通りの多いところで写真を撮ったとき、偶然目の前を知らない人が横切って「この人誰?」と笑いの種になった経験を持つ方は多いでしょう。
また、友達同士で撮ったはずの写真の奥に映る人たちが、カメラ目線でキメ顔や変顔をしてふざけているような写真もたびたびSNSで話題になっています。
「photobomb(フォトボム)」の語源
現在はポジティブやジョークのニュアンスで使われている「photobomb(フォトボム)」ですが、使われ始めた語源に遡ると少し異なります。
「photobomb(フォトボム)」は、もともと写真を台無しにする人やモノを爆弾(bomb)と表現したことがはじまりです。
当初はネガティブなニュアンスで使われていた「photobomb(フォトボム)」は、あることをきっかけに意味が大きく転換されます。
それはクリス・プラット、クリス・エヴァンス、ジミー・ファロンなどのセレブたちが一般人の記念写真にわざと映り込むプランク(ドッキリ)企画です。
何も知らないイベント参加者が写真を撮る瞬間、セレブたちが後ろでひょうきんなポーズをして写真に映り込むサプライズ企画がおこなわれました。
セレブたちの存在に気づいた参加者たちの大興奮で大喜びのリアクションが大きな話題となり、再生回数は750万回越えを記録します。
これをきっかけに英語圏では、写真撮影をしている人たちの後ろでキメ顔をしたりおもしろいポーズをとる遊びが流行ります。
撮影した写真におもしろ写真が含まれていると、撮った人もクスッと笑えて楽しい気持ちになれるでしょう。
日本はアメリカほど他人と積極的にコミュニケーションを取る習慣がないため、大きな流行とはなりませんでした。
「photobomb(フォトボム)」の使い方・例文
「photobomb(フォトボム)」を使った例文を見ていきましょう。
例文 | 日本語訳 |
A stranger photobombed that picture with my friends. | 友達と撮った写真に知らない人が映り込んじゃった。 |
Who is photobombing in this photo? | この写真に映り込んでるのは誰? |
I don’t want to photobomb other people’s pictures. | 誰かの写真に映り込むのは嫌だ。 |
「photobomb(フォトボム)」は、そのまま固有名詞として使うことができる一方で、活用すれば動詞として使うこともできます。
汎用性が高いので、さまざまなシチュエーションで使えること間違いなしです。
2.英語圏で流行りの最新SNSアプリ
英語圏の若者の間で人気の最新SNSアプリは、以下のとおりです。
- YouTube
- Tictok
- snapchat
それぞれのアプリについて解説します。
YouTube
YouTubeは、アメリカ発祥の世界最大規模を誇る動画共有サービスです。
もともとはYouTube社が運営していたサービスを2006年にGoogle社が買収し、現在はGoogleが提供しているサービスとして普及しました。
Netflix、U-NEXT、Huluのような動画配信サービスとは異なり、一般人でも自身のアカウントから動画を投稿できて世界中の人とつながれます。
2023年9月時点で、YouTubeの世界総利用者数は25.14億人で、世界100か国、80か国語に対応しており、日本国内でも人気のSNSの一種です。
日本でも数多くのYouTuberが誕生していますが、英語圏ではインフルエンサーの影響力が強く、日本以上に配信者のバラエティや数が多くあります。
最近では英語やスペイン語などの外国語を自動翻訳する機能も搭載されているため、外国語の動画を日本語で理解することもできます。
Tiktok
Tictokは中国のByteDance社が2017年に発表したショートムービー共有サービスです。
今人気のSNSの中では比較的新しいサービスですが、音源の使いやすさやアルゴリズムによる関連動画の表示などが使いやすくティーンを中心に人気です。
YouTubeは数分〜数時間の中・長時間動画をメインに取り扱っているのに対して、tictokは15秒〜10分の短い動画をメインに取り扱っています。
編集スキルがない人でもハイクオリティな動画作成ができたり、話題の音源で踊ったりするだけで世界中の人たちからリアクションがもらえます。
10〜20代の利用者がメインだったものの、最近では中高年の世代も利用する機会が増えており、ダンス、歌以外に料理、ライフスタイル、エンタメなどジャンル幅も増えています。
TictokでバズるとInstagramやYouTubeなどほかのSNSへの影響が大きいとされていることから、Tictokはインフルエンサーにとって重要なプラットフォームとなっています。
Instagramは、スタンフォード大学を卒業したケビン・シストロームとマイク・クリーガーが共同開発したSNSです。
2010年に発表され、FacebookやX(旧Twitter)と比べるとリリースしたタイミングは遅いですが、SNSの中でも幅広い世代から平等に指示されているのが特徴です。
「インスタグラマー」という名前で活動するインフルエンサーが誕生するなど、Instagramを通じたビジネスチャンスも多くあります。
日本のティーンたちは、「#渋谷ランチ」「#新宿カフェ」などInstagramのタグ検索で行くお店を決めるほど、日常に溶け込んでいます。
少し上の世代であれば、「食べログ」や「Googleマップのレビュー」などを参考にしていたかもしれませんが、検索機能の役割まで果たすようになりました。
また、最近ではショッピング機能が搭載され、ワンクリックで商品がクレジットカード決済できるのでオンラインストアでものを買う機会が多い方にも人気です。
snapchat
snapchatは、24時間限定で見られる「ストーリー機能」を生み出した元祖SNSです。
24時間で消えるストーリー機能は、投稿するほどじゃないけど共有したい小さな情報を載せられるので、よく使っている方も多いのではないでしょうか。
今では当たり前になりつつあるこの機能の開発者はsnapchatでした。
さらにsnapchatでは個人に送った画像や動画が10秒間しか見れず、スクショや録画をすると相手に通知される特殊な機能までついています。
こういった機能があるからこそ、友達同士で「なんでもない情報」を共有できる手軽な手段としてティーンの間で人気になりました。
3.若者が使わなくなったSNSアプリは?
アメリカ・ワシントンD.C.を拠点としてアメリカや世界の幅広いテーマを調査しているピュー・リサーチ・センターは、ティーンのSNS事情(2022年)をリサーチしました。
2014・2015年から2022年の間でティーンの利用者数が減少しているSNSアプリは、以下のとおりです。
- X(旧Twitter)
- Twitch
- Tumblr
日本では「facebook」「X(旧Twitter)」を使っている人は多くいますが、残りのアプリに関しては利用者数は多くありません。
「facebook」に関してはティーンの親世代以上の年代の利用率が高いようで、洋画や海外ドラマでは「おじさん、おばさんが使うSNSだ」と揶揄するシーンも見られます。
「Whatsapp」は日本でいうところの「LINE」と同じようなメッセージアプリです。
英語圏で主流のメッセージアプリの若者の利用者数が減少している背景には、InstagramのDMやメッセンジャー(iOS)などの普及が関係しています。
日本の若者でもLINEは写真のアルバム用に使用して、会話のほとんどはInstagramのDMで済ませるとの声が多く寄せられています。
メッセージアプリの利用率の低下は、日本も英語圏も同じような理由が関係しているといえるでしょう。
4.海外で使われているSNSのハッシュタグ
インターネットの普及に伴い、以前よりも簡単にSNS上で世界中の人たちと友達になれるようになりました。
「SNSを使って外国人の友だちを作りたい!」「世界中の人たちに自分の存在を知ってほしい」という方は、ハッシュタグを上手に活用しましょう。
投稿ページにハッシュタグをつけると、普通に投稿するよりも多くの人たちの注目を集められるのです。
ここではInstagramで人気のハッシュタグを紹介します。
ハッシュタグ | 意味 |
instagood | インスタ用に撮ったいい感じの写真 |
picoftheday | 今日の1枚 |
instadaily | インスタに載せる日常の1枚 |
like4like | いいねくれたらいいねを返す |
nofilter | 無加工の写真 |
follow4follow | フォローしてくれたらフォロバする |
foodporn | 食テロ |
summervibes | いい感じの夏 |
me | わたしの写真 |
tbt | 木曜日に過去の思い出を振り返るタグ(throwback thursday) |
instalike | インスタのいいね待ち |
気になるハッシュタグがあれば、コピペして使ってみてください。
5.まとめ
この記事では、「photobomb(フォトボム)」の意味・語源・使い方について解説しました。
「photobomb(フォトボム)」は、意図せずに写真に写り込んで知った人やモノに対して使ったり、ウケを狙ってわざと他人の写真に映り込む行動を意味する言葉です。
元々はネガティブな意味で使われていたのですが、セレブたちのフォトボム企画によって、おもしろい遊びとして英語圏では流行りました。
日本ではあまり浸透しなかったブームですが、写真に写り込んでしまったものがあったときは、ぜひ使ってみてください。
またインターネットのトレンドの移り変わりは早く、ティーンの間では「facebook」や「X(旧Twitter)」の代わりに「Tictok」や「snapchat」などのアプリが流行っています。
ぜひ気になるアプリがあれば使ってみて、世界中の人たちと友達になりましょう。