「gf」は、英語圏のSNSやインターネットゲームでたびたび使われるスラングですが、どのような意味があるのでしょうか。
オンラインゲームは、リアルタイムで通信相手と会話をするため、スラングを知っていれば知っているほどテンポよくやりとりできます。
また、SNS上での文章をできるだけ簡潔にするためにもスラングは、有効です。
この記事では、「gf」の意味や使い方、恋愛で使える英語のフレーズ、スラングをまとめて紹介します。
オンラインゲームや言語交換アプリなどでネイティブと会話をする機会のある方は、ぜひスラングを学んで使ってみてください。
また、SNSの投稿や英語を話す友達とのチャットのやり取りでも使えます。
「gf」の意味
「gf」は、「girl friend」の略で、日本語では「彼女」「女性の恋人」を意味します。
日常会話の対面のコミュニケーションで「ジー・エフ」と使うことはありませんが、オンラインゲームやオンライン上のチャットでは頻繁に使われています。
オンラインゲームで使われている「gf」の意味とは?
「gf」には「girl friend」のほかに、「good fight」の略で、「よくやったね」という意味のスラングとしても使われることがあります。
「good fight」の意味を持つ「gf」は、主にオンラインゲームのロールプレイングでみられます。
同じチームの仲間に向けてポジティブなメッセージを送りたいときに「gf」を使ってみましょう。
「gf」の使い方
恋人を意味する「gf」の使い方は、以下のとおりです。
It’s my gf.(意味:(写真などを見せて)これが恋人だよ)
my gf is just nice.(意味:僕の彼女はとにかく素敵なんだよ)
インスタグラムやツイッターのハッシュタグにも使われることがあります。
ちなみに、女性の恋人を「gf」と表現するのに対して、男性の恋人・彼氏のことはboy friendの略である「bf」と表現します。
欧米圏の恋愛スタイル
欧米と日本では恋愛スタイルが大きく異なります。
最大の相違点として挙げられるのは、日本では告白してから正式に恋人関係になるのに対して、欧米では告白せずに徐々に恋愛が進んでいきます。
カップルになる明確なタイミングがないため、日本人が国際恋愛をすると「今はどういう関係なんだろう?」と不安になることも多いようです。
とはいえ、明確にカップルになるタイミングがないからこそ、出会ってお互いに好意的な感情を抱けば、友人同士でも恋愛でよく見るスラングを使うことがあります。
恋愛に関する英語のスラングでメッセージが来たときは、脈アリかもしれないと思い、積極的に会話をしましょう。
また、好意的に思える相手が出てきたときも、積極的に恋愛で使える英語のスラングを使うと、相手に好きな気持ちが伝わりやすくなります。
恋愛で使える英語のスラング
「gf」と一緒に覚えておくと便利な恋愛で使える英語のスラングをみていきましょう。
bae(恋人の愛称)
「bae」は、恋人を呼ぶときの愛称です。
恋人の呼び方として、「Baby」「Honey」「Sweetie」などさまざまですが、最近では「Baby」の派生版として「bae」を使うカップルが増えています。
「baby」を短くしたのが「bae」と思われていますが、実は「bae」には、「Before anyone else(意味:誰よりも先に)」という意味があります。
つまり、「あなたのことを最優先にするよ」という意味が込められているため、とってもロマンティックな愛称なのです。
恋人同士で使うことができますが、仲の良い親友や、友人同士でも使うことがあります。
関係性がはっきりしていない段階で使ってしまうと、相手に誤解される可能性があるため、無闇に使うのは控えましょう。
とくに、自分の芯をしっかりと持つ女性や男性に対して、軽々しく「baby」のニュアンスがある「bae」を使うのは危険です。
「I am not your baby!(あなたのベイビーじゃない!)」と一蹴されることも。
ex(元カレ・元カノ)
「ex」は、すでに別れている昔の恋人を意味します。
- ex gf(元カノ)
- ex bf(元カレ)
- accidently, i met my ex today. it was so awkward.(意味:別れた人と偶然会っちゃって、気まず過ぎた)
- How long did you be with your ex?(意味:前の恋人とはどれくらい付き合ったの?)
「ex」のうしろに、「girl friend」や「boy friend」をつけると、「元カノ」「元カレ」となりますが、「ex」単体でも使えます。
注意点として、「ex」という表現は、文脈次第でややネガティブなニュアンスで伝わる可能性があります。
相手に対してマイナスな印象がないのであれば、「ex」の代わりに相手の名前を使う方が良いでしょう。
player(遊び人)
「player」は、浮気性で常に違う人と恋愛をしている人のことを意味します。
日本語で「プレイボーイ」や「遊び人」などの表現がありますが、英語の「player」には、あまり軽蔑的なニュアンスは含まれていません。
どちらかというと、その人自身が魅力に溢れており、常に周りの人たちから好意を持たれやすい特徴があります。
とはいえ、当人たちは、「来るもの拒まず、去るもの追わず」のスタンスで、他人の感情をまったく気にしないため、たまに人を傷つけます。
とくに欧米では、明確にカップルとして成立するタイミングがないからこそ、相手を不安にさせて自分ばかりが楽しむような人に対して使われている印象です。
old flame(忘れられない昔の恋人)
「old flame」は、別れたのにまだ恋心が残っている昔の恋人のことを意味します。
恋愛をしていれば、物理的な距離で離れたり、好きな気持ちはあってもお互いのために別れなければならないシチュエーションも出てきます。
時間が経っても相手に対して、かすかに好意が残っていたり、ロマンティックな感情が溢れるときに使えるスラング用語です。
すでに紹介した「ex」には、文脈次第でネガティブなニュアンスが含まれるとお伝えしましたが、「old flame」にはポジティブなニュアンスが含まれています。
stud(モテる男性)
「stud」は、自然体でありながら、魅力溢れる根っからのモテ期質な男性のことを意味します。
文武両道であったり、誰にでも裏表なく親切に接するような人を指しています。
肉体的かつ精神的に成熟していて頼れる人は、誰からも好印象を持ってもらえますよね。
身近な人はもちろん、スポーツ選手やアーティスト、役者などの有名人にも使うことができる褒めるために使えるスラング用語のひとつです。
wingman / wingwoman(恋愛のキューピッド役)
「wingman / wingwoman」は、好きな人とうまくいくための仲介役として手助けしてくれる人のことを意味します。
恋愛をする中で、お互いに好意を持ち始めると、なぜか気まずい空気感が流れたり、うまく話せなくなることもあるでしょう。
そんなときに、率先してふたりが打ち解けられるようにサポートする立場の人たちのことを指しています。
お互いに好意を寄せているもの同士をくっつける役割以外に、バーや飲み会でカップルの成立に貢献する人にも使えるスラング用語です。
恋愛で使える英語のフレーズ
続いて知っておくとワンランク上の恋愛トークができる英語のフレーズをみていきましょう。
Netflix and chill
「Netflix and chill」は、直訳すると「ネットフリックスを見ながらゆっくりする」ですが、家でいちゃつくという意味が込められています。
デートで映画館に行ったり、食事をしたあとに、「うちに来ない?」と誘うのは直接的すぎるため、婉曲的な表現として使われるようになりました。
日本語でも「家で映画見る?」「お茶飲んで行く?」などの表現がありますよね。
英語圏の人がこのフレーズを使うときの目的は、ほぼ100%映画以外のことです。
もしも、相手に好意的な気持ちがないのであれば、「No thank you(今回は遠慮するね)」「It was nice time. I need to go home.(今日は楽しかったけど帰らないと)」などで別れましょう。
Don’t hold your breath
「Don’t hold your breath」は、直訳すると「息を止めないでね」になりますが、「あまり期待しないでね」という意味が込められています。
サプライズをしたいとき、恋愛で駆け引きをしているときなどに、サラッと使えればかっこ良いです。
また、恋愛の相談をしているときに、相談相手がひとりで舞い上がったときなど、「(付き合えるかどうかわからないから)勝手に期待しないで!」ともいえます。
Hook up
「Hook up」は、カップルではない相手といちゃつくことを意味しています。
英語版のマッチングアプリでは「friend(友達)」「serious relationsip(真剣な恋愛)」「hook up(カジュアルな付き合い)」などと出会いたい相手の特徴を選べます。
友達以上・恋人未満の関係性を望んでいるのであれば、「hook up」を選択しましょう。
また、欧米ではパーティー文化が浸透しており、付き合っていないのにお酒の力でイチャイチャしている人たちのことを指して「hook up」と表現することもあります。
Dump
「dump」は、一方的に恋人を振ることを意味しています。
ふたりでじっくりと話し合って別れたのではなく、喧嘩や片方の強い意志のもと、強制的に恋愛関係が終了したときに使われる英語のフレーズです。
相手の浮気が発覚して、相手の言い分を聞かずに振ったり、意味も分からずメッセージで別れの言葉が届いたときなどに使います。
やや自暴自棄なニュアンスが含まれているのが特徴です。
Go out with
「go out with」は、直訳すると「(人)と出かける」になりますが、「デートをする」「付き合う」などの意味があります。
- Are you going out with Justin?(意味:ジャスティンと付き合ってるの?)
文脈によっては、カップルであるかを尋ねる表現としても使われているため、意味を履き違えないようにしましょう。
ちなみに、恋愛感情を抜きにして「(人)と出かける」と表現したいときは、「hang out with」を使います。
「hang out」であれば、友人や家族など恋愛とは関係のない人たちに対して使うことができます。
まとめ
この記事では、「gf」の意味、使い方、恋愛で使える英語のスラングと英語のフレーズをまとめて紹介しました。
一般的には、「gf」はガール・フレンドの略語で、恋人や彼女を意味するスラングですが、オンラインゲームでは、「よくやったね」という意味でも使われています。
英語のスラングを使うと、オンライン上でのチャットのスピードが早くなり、英語力の向上にもつながります。
また、丁寧な英語を使っていると全体的に堅苦しい印象を与える可能性があるため、適度にスラングを使うことでカジュアル感がアップします。
ぜひ、この記事で紹介した英語のスラングやフレーズを使ってみてください。