オーストラリア留学で日本の保険は使える?
日本の保険を適応できるケースもありますが、できないケースもあります。基本的には適応できないことが多いので、日本で保険に入っているから安心というわけではありません。
オーストラリア留学で海外保険には入るべき?
上記の理由から、保険には加入すべきといえます。保険の制度は日本と多少異なりますので、下記オーストラリアの保険事情について詳しく解説しています。
OSHCとは?オーストラリア留学で必須の保険?
OSHCとは「Overseas Student Health Cover」の略で、海外留学生保険と訳します。オーストラリア留学に訪れた方が問題なく保険へ加入するために必要で、現地の方と同等の医療を少ない負担額で受けられます。オーストラリア政府が運営しており、学生ビザで留学に訪れた方は全員加入することが義務付けられています。オーストラリア留学においては必須といえる保険です。
加入が義務付けられている期間
学生ビザが有効な期間、OSHCへの加入が義務付けられています。
加入方法は?
ほとんどの留学先の学校はOSHCと提携しているため、手続きは学校が代行してくれるケースが多いです。
保険料は?
3ヶ月未満:145ドル
3~6ヶ月:291ドル
9~12ヶ月:419ドル
12ヶ月以上:548ドル
滞在期間によって金額が変わります。
保険適用範囲
以下の4種類の医療関連費用が適応となります。
- 治療費
- 入院費
- 救急車費
- 薬代
専門医を含む医師による治療が対象です。検査やレントゲンにかかる費用も適応内です。
公立病院、市立病院どちらの入院費も保険の適応範囲です。規定料金以内であれば100%免除され、規定料金を超えた場合はその差額分の負担が必要です。
緊急時に救急車を呼んだときにかかる費用は全額が免除されます。
医師に処方された薬の代金のうち、医薬品給付金規定(PBS)に定められた負担額よりも上回る費用が支給されます。1回50ドル、年間300ドルが上限金額です。
取り扱う保険会社
OSHCを取り扱う保険会社は「メディバンク」と「ワールドケア」が有名ですが、いくつかあります。
OSHCと海外旅行傷害保険との違いは?
海外留学傷害保険とは留学生が任意で加入を選択できる保険です。OSHCのことを「学生保険」、海外留学傷害保険のことを「留学保険」とよぶこともあります。
ダブルで加入するメリット・デメリット
OSHCでは上限額を超えた分を支払う必要がありますが、海外留学傷害保険にも加入しているとカバー内容によっては支払いの必要がなく現地の医療を受けることができます。
オーストラリア留学で利用可能な保険会社紹介
有名な保険会社は「AIG損害保険株式会社」「ジェイアイ傷害火災保険」「Chubb保険」です。各保険会社ごとにプランの内容や支払額、日本語対応サポートの有無などが異なります。留学の期間や時期、場所にあったプランを選択することが大切ですよ。