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高校で留学するメリットやデメリット 学生・親に向けた不安解消アドバイス

2022.04.05

高校で留学するメリットやデメリット 学生・親に向けた不安解消アドバイス

若年層の海外留学は、物事を吸収しやすい年代でもあり、人生の中でも大きな影響を与える機会になります。

何を感じ、何を得るのかは、もちろん本人次第ですが、適切な環境や情報を共有することも、周りにいる大人や留学をサポートするエージェントの使命だと思います。

この記事では、高校時代という多感な時期に日本を離れ、外国で生活することへのメリットやデメリット、実際に体験した不安を解消するアドバイスが書かれています。

留学を検討するにあたって参考になれば嬉しいです。

まずは、高校留学の留学方法についてみていきます。

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留学の種類

正規留学

外国の学校に進学して、現地の教育課程を修了し、卒業を目的にした留学のことで、期間は2年〜3年以上が多く、そのほとんどは実費による私費留学となります。

そのため、留学期間や国、学校、生活水準によって留学費用が多くかかることがあります。

行きたい進学校が選べたり、校風で選んだりできるので、目的にあった学習や環境を優先することができます。

交換留学

在学中の日本の学校から、その学校が提携している海外の学校へ留学し、外国での暮らしや学習を体験することが目的で、期間は1年間もしくは、1学期間となります。

基本的には、学校側の提携校への留学になりますので、自由に学校を選んだりはできません。(複数の中から選ぶことができる場合はあります)

留学期間が決まっているので、その期間を終えると日本の高校に戻ります。

留学中も単位がもらえたり、卒業資格がもらえますので、休学する必要がありません。

いずれの場合も、国や学校が費用を一部負担してくれたり、支給してもらえる奨学金制度を利用すると親御さんの負担が少なくできることがあります。

その場合、語学力や適性を判断する面接などがありますので、日頃からの学習や生活態度はよくしておいた方が有利になります。

それでは、実際に高校で留学すると、どんなことがメリットになるのかみていきます。

高校で留学するメリット

言語の習得が自然に早く身につく

若ければ若いほど、言語というものは早く吸収し、自然に習得できます。

小さい子供がどうして言葉を話せるようになるのかは、それまでにお母さんを始めとした周りの大人たちの会話を聞いているからです。

英語しかない環境で自然と吸収し、理解し、使うことで、言語を習得します。

羞恥心が少なく、何事にも抵抗がないほうが早く馴染める

何事にも好奇心があり、柔軟な思考がある時期だからこそ、環境に溶け込む速度は大人と全く異なります。

環境に早く馴染めた方が、より多くのことを吸収できますし、満足のいく留学期間を過ごすことで、この経験が今後の人生の中でも強い自信になります。

親元を離れて暮らすことで、自立心や心の成長になる

日本にいると今までは親が身の回りのことを全てやってくれていましたが、外国にいくとそうはいきません。

ホームステイでも寮でも、朝ひとりで起きたり、部屋の掃除をしたり、洗濯をしたり、自分の意見や考えを主張したり、それらの経験は「自分でできた」という達成感や満足感になり、人として何倍も成長することができます。

今後の長い人生に大きな影響を与えることができる

若いうちからいろんな環境でいろんな経験をしてると、興味のあることや好きなことが明確になり、大学受験、就職のシーンでも選択肢が増え、人生の大きなきっかけになります。

苦手な事、食べ物が克服できる

これは、個人差があるかもしれませんが、日本では苦手だと思っていたものが、外国に出るとそこまで気にならなくなることがあります。

野菜を食べることが苦手だった人が食べれるようになったり、環境が変わるだけで、自分でも知らない自分と出会えることがあります。

人への恐怖心がなくなる

日本の中学・高校になじめず不登校となり、自分の殻に閉じこもってしまっていても、環境を変え、外国で自分のことを全く知らない人と1から人間関係を築いていくことで、自然と人間関係を克服できることがあります。

人間関係のストレスは、若いうちに克服することが理想です。

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一方、多少のデメリットもあります。

高校で留学するデメリット

日本の高校生が体験する青春体験ができない

例えば、「部活動」は日本ならではで、日本の高校ではほとんどの人が「部」に所属して、同じスポーツを同じ目標に向かって頑張ります。代表的なのが「甲子園」です。

外国でも放課後のスポーツはありますが、「部」に所属するという感覚ではありません。

そのため、仲間と汗を流し、切磋琢磨するという青春体験は、外国の留学生にはあまりできません。

また、「修学旅行」も外国では実習目的や社会勉強を目的に行くことが多いので、日本のように学習+観光という感じではありません。

日本人の感覚からずれてしまう

柔軟な思考だからこそ、吸収するのが早く、日本人の感覚を忘れてしまうことがあります。

外国人は、日本人ほど時間にシビアではありません。

また、自分の意見は上司や先輩にもはっきり伝えますし、そういった個々の意見を尊重する環境にあります。

何が正しいということではありませんが、日本に帰国後、学校や会社でそのまま外国のペースと主張を続けると、日本人からは扱いづらい人だと思われてしまいます。

ある程度、時と場合に使い分けることができる力を身につけましょう。

費用がすべて親の負担となる

大学生の留学や、社会人の留学と異なり、学費・渡航費・生活費の全てが親の負担となります。留学期間が長期化するとそれだけ費用が多くかかります。

できるだけ無駄遣いを無くし、外食を控えるなど工夫できることはしましょう。

ここからは、実際に体験した不安をなるべく解消するアドバイスをしていきたいと思います。

学生側と親側のそれぞれに不安なことがあると思いますので、分けてみていきましょう。

不安解消アドバイス

初めての海外渡航で、言葉や文化の違いでなじめるかどうか不安

誰しも初めての海外は不安でいっぱいです。

日本語が全く通じないところへ行くのですから、分からないことや聞きたいことがちゃんと聞けるのかや、安全を考慮された外国の空港のトイレの扉の下が、ずいぶん開いている事に衝撃を受けたりします。

それでも、人は不思議なことに慣れていきます。

難しく考えず、目の前にあることを一旦理解し、ある意味新鮮に受け入れていくことで、人の感覚はどんどんアップデートしていきます。

嘘だと思うかもしれませんが、留学に行った人のほとんどは日本へ帰国した際に、逆に違和感を感じます。

ひとりで初めての所にいくことが不安

今までに経験したことのない事や、いつも近くにいる家族や友達が長い間いないのは、本当に不安です。

ですが、日本にいる時よりも、毎日たくさんの新しい素敵な出会いがあります。

学校のカウンセラーや先生、友達、ホストファミリー、シェアメイト、通学路で会う隣人、よく行くお店の店員など、いつの間にか全くひとりでは無くなります。

今の時代は、日本にいる家族ともすぐに連絡を取ることができるので、不安に感じたり、話したくなれば、頼ってもいいと思いますが、常に連絡を取ることはできるだけ控えましょう。

食生活が合うかどうかが不安

誰しも現地の食事が合わなかったらどうしようと思い不安になり、若年層であれば余計に、食べ物とどう向き合っていいのか分からないと思います。

アドバイスとしては、少しずつでもいいので、挑戦することです。

オーストラリアの国民食でもあるベジマイトは、食パンなどにつけて食べる発酵食品ですが、最初は吐きそうなくらいマズかったのが、何度か食べるうちに食べられるようになって、最終的には大好きになったという話もあります。

見た目だけ、イメージだけで避けないように心がけてみましょう。

続いて、親御さんが子供の留学に不安に思っていることをみていきましょう。

費用がどのくらいかかるのか不安

航空券代金、学費、教材費、ビザ申請代、滞在費(規定の食費)、お小遣いや他備品の新調など様々な費用がかかります。

選ぶ国や学校によっても大きく変わりますので、まずは学校や留学エージェントに問い合わせることをお勧めします。

ほとんどの場合、無料で相談に乗ってもらえるので、まずは知ることからはじめてください。

また、学校や国が留学費用を貸し出す、あるいは給付する奨学金制度や、金利はかかりますが審査のハードルが低い民間の留学ローンなどもありますので、資金に心配のある場合は検討をお勧めします。

どの国が留学に適しているのか分からない

国によって言語や文化、物価などが異なります。

英語圏であれば、おすすめはアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアです。

アメリカは、日本人にも馴染みがあり、学校の数が多いので選べる選択肢も多いです。

物価や学費は高くなりますが、自由の国アメリカでは、個々の能力を引き出し、良いところ伸ばすという教育方法なので、伸び伸びと学ぶことができます。

イギリスは、教育水準が高く、オックスフォードやケンブリッジなど世界のトップに立つ大学があるので、今後も世界でチャレンジしたい人には良い環境です。

カナダは、世界的にも治安が良く、主要都市の住みやすい都市ランキングでもいつも上位です。高校生を外国に送り出す上で治安の良さは、親としても安心できます。

オーストラリアもカナダ同様に、世界的にも治安が良く、主要都市の住みやすい都市ランキングでもいつも上位です。

また、日本との時差が少ないため、緊急時でも連絡が取りやすいです。

それぞれの国に良い点、悪い点は存在しますので、情報収集し、比較・検討することをお勧めします。

外国の治安が不安

親の目の届かないところで生活することになりますので、ドラッグや犯罪組織に関わるなんてことは絶対にないとは言い切れません。

そのためにも、事前に留学する国のこと、学校や生活をする地域のことはしっかりと調べて、お子さんと共有してください。

その上で、時間と場所をしっかり守るように伝えてください。

暗い時間に一人で外を歩かないようにしたり、治安の悪い場所へ近づかないこと、その最低限のことを守っていれば、犯罪に巻き込まれる可能性は少なくなります。

在学中の高校は休学になるのか、同じ学年に復学できるのか

高校在学中に長期留学する場合には、学校側と留学をどのように扱うのかを決めます。

大きく分けて「休学扱い」と「留学扱い」の2つがあります。

「休学扱い」は、留学期間中は休んで、帰国後休んだところから始めることです。

1年間であれば1学年留年するということになります。

帰国後に休んだところから始めるので、日本の高校での遅れを心配する必要がありません。

「留学扱い」は、留学期間中でも在学中の高校の単位や卒業資格が与えられ、帰国後は同じ年代の学年に戻ります。

ですが、日本での学習が遅れないよう留学中にも日本の高校の履修科目を勉強しないと帰国後に困ってしまいます。

それぞれの良い点、悪い点がありますので、学校側とお子さんと比較・検討してください。

まとめ

このようにみていくと分かるように、留学を不安に思っていることは学生よりも親の方が多いのかもしれません。

一度きりの人生なので、本人が希望すれば、願いを叶えてあげたいと思うのが親です。

高校という貴重な時間に外国へ出て、学習・生活することは、その後の人生に大きな影響を与えます。

今は、留学することやグローバルなコミュニケーション能力を身に付けることは、大学進学や就職にも有利になり、求められる人材でもあります。

選択肢は多い方がいいと思いますので、高校留学を考えている学生や親御さんがいれば、思い切って学校や留学エージェントに相談してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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