ワーキングホリデーには、沢山のメリットがあります。海外に行って、生活をしたり、働いたり、よりディープな観光地に行ったり、友人を作ったり…と挙げるとキリがありません。そんな中で、ワーホリに行って失敗したという方もいます。しかし、ワーホリにせっかく行くならしっかりとした準備をして、成功させたいですよね?
今回は、ワーホリの失敗談を紹介して、成功するワーホリを過ごす秘訣10選を解説します!
1.ワーホリの失敗談とは?
英語力が伸びなかった
ワーホリに行って、思ったより英語力が伸びなかった話は、1番多い失敗談です。考えられる理由の1つは「日本人と絡みすぎてしまった」ことになります。ワーホリで人気な都市部に行くと、似たようなワーホリ留学者や現地の日本人コミュニティに出会います。そこで日本語に慣れ親しみすぎた結果、英語を話す機会が減っているのが原因です。
もう1つの原因としては、「英語が勝手に伸びると思っていた」ことが挙げられます。現地に行って、ネイティブスピーカーと話すだけで英語力が上がることはありません。もちろん、リスニングの力は伸びますが、スピーキングや他の能力は努力しなければ伸びません。
資金が足りなかった
ワーホリは、就労が許可されています。しかし、期間に限りのある国があります。国によっては、1年間の半分だけ就労が許可されている場合は残りの6か月は働くことができません。その期間は、日本での収入や貯金で過ごすことになります。その資金が足りずに、生活が出来なくなり、帰国する事態もあります。
言語力の低さからのトラブル
現地でのコミュニケーションで日本語は使えません。また、助けてくれる通訳もいません、Google翻訳も実際は日本語が複雑な為、役に立つ場面がとても少ないです。そんな時に頼れるのは自分自身の英語力です。そんな時に、現地で生活するにはある程度の英語力が必要です。その英語力が無く、思ってなかった出費があったり、最悪の場合犯罪に巻き込まれてしまう事もあります。
カルチャーショック
海外での生活は、時差もあり、価値観や考え方、コミュニケーションの方法、言語、パーソナルスペースの全てが違います。それら含め文化に直面した結果、カルチャーショックを受けてしまい、塞ぎこんでしまうことがあります。もちろん、カルチャーショックとは誰にでも起こることです。しかし、そこで塞ぎこんでしまうと後悔の残るワーホリになります。
労働条件の不満
ワーホリの魅力の1つに「海外で働く」ことがあります。この職業経験は、ワーホリ参加者の大きな目的となっています。しかし、日本のアルバイトや一般的な労働条件とは全く違う環境で働くことになります。そのストレスはとても大きく、精神的にも、身体的にも疲れることになります。また、思ったように働けないことは不満に繋がっていきます。
仕事とプライベートのバランスの欠如
ワーホリで、インターンシップやアルバイトよりレベルの高い仕事をする場合は、ワークライフバランスに気を付けてください。特に、日本人は世界中で仕事をしすぎる「ワークホリック(労働超過)」として知られています。そんな弱みに付け込まれて、働きすぎたりしないようにしてください。また、楽しいからといって働きすぎることは、周りにも悪影響になるのでしっかりとバランスを取りましょう。
住居問題のトラブル
新しいアパートや慣れない環境での生活は、とてもストレスのかかるものとなります。また、海外はご近所付き合いが豊富な為、お互いがお互いの家に招待したり、パーティをしたりすることもあります。そんな時に、ご近所さんとのトラブルは最も避けるべきことです。また、ご近所トラブルから家に帰りづらくなってしまい、より一層ストレスを感じることになります。
言葉の不足からくる孤立感
ワーホリで現地の言葉を満足に話せない場合、とても孤立感を感じることになります。シェアハウスの家、仕事場、語学学校や短大、地元のイベント等に参加した際に友達が出来ないことがあります。海外でひとりきりというのはとても強く孤独を感じてしまいます。
2.ワーホリで失敗する原因とは?
不十分な計画と下調べ
十分な計画や下調べをせずに渡航すると、仕事の見つけ方や現地の生活に対する理解が不足し、困難に直面することがあります。予期せぬトラブルや経済的な課題に対処する為にも、充分な計画が必要です。
言語や文化の不理解
渡航先の言語や文化に不慣れであることが、交流や仕事、生活の面で困難を招く可能性があります。言語や文化の基礎知識を身につけることが重要です。特に日本で英語の勉強をせずに海外に渡る場合は、大きなハンデとなります。また、現地に行ってから勉強するという考え方は危険です。
金銭管理の不備
十分な資金を用意せずに渡航すると、生活費や予期せぬ出費に対処できなくなります。金銭の管理や予算の立て方を理解し、不測の事態に備えましょう。ワーホリで、就労でき、海外の時給が高い中で仕事はできると言っても、初めの生活を落ち着かせる期間はとても難しいです。
法的問題への無頓着
渡航先の法律や規則を理解せずに行動すると、法的なトラブルに巻き込まれる可能性があります。現地の法律を尊重し、遵守することが大切です。日本の法律とは大きく変わります。特にコンビニでお酒を買って、道端で飲んでいる行為は違法となる等、生活の中の法律から大きく変わってきます。
仕事と生活のバランスの欠如
仕事に重点を置きすぎて、余暇や新しい環境を楽しむことを怠ると、ワーホリの本来の目的である異文化体験や自己成長の機会を逃すことになります。バランスを保ち、全体の経験を充実させることが大切です。
3.ワーホリで失敗しない為には?
計画を立てる
ワーホリ前にしっかりと計画を立てましょう。渡航先や滞在期間、仕事の探し方等を検討し、十分な下調べを行います。また、就学や就労の計画を立てた場合は、しっかりとその計画が上手くいくかを確認しましょう。現地の情報をフェイスブックやウェブサイトを活用して、集める事がカギとなります。
十分な資金を用意する
急な出費や生活費を考慮し、渡航前に十分な資金を用意します。不測の出費に備え、予備の費用も考慮に入れましょう。資金を考える際には、3つのカテゴリーが必要と言われています。①生活防衛費、②一般生活費、③娯楽費です。それぞれ、金額は違いますので、ワーホリに行く前に貯金してください。
地元の文化を理解する
渡航先の文化や慣習を理解し、地元の人々と良好な関係を築くことが大切です。異文化理解がスムーズな滞在を支えます。情報を集めるのが一番苦労しますが、「Immigrant」や「Newcomer」という単語で、ウェブサイトを調べると色々な新しい移住者向けに発信されています。
現地の法律や規則を守る
渡航先の法律や規則を十分に理解し、守ることが重要です。法的なトラブルを避ける為にも、ルールを守りましょう。事前に調べる事も大切ですが、実際に渡航した後に常に質問を聞ける人を作ってください。近くのご近所さん、仕事場の仲間、語学学校の先生等、誰でも構いません。
仕事と私生活のバランスを保つ
ワーホリは仕事だけでなく、新しい場所での経験も含まれます。仕事と私生活のバランスを取り、十分に楽しむことが大切です。特に大切なのは、仕事のメンバーと私生活で遊ぶことも可能ですが、仕事以外で友人を作っておくことがオンとオフの切り替えにもなります。
地元の人々と交流する
地元の人々と交流し、新しい友達を作ることで、充実した経験が得られます。言語や文化を学ぶ良い機会にもなります。法律を知ることや、ワークライフバランスを保つ際に、地元の人々と交流する事は一番効率的なワーホリの過ごし方になります。
新しいスキルを身につける
ワーホリ中に新しいスキルや言語を身につけることで、将来に役立つ可能性があります。その際に、どのようなスキルを身に着けたいと思っていたかや、身に着けたスキルをしっかりと履歴書やドキュメントに残しておきましょう。
健康を重視する
健康は大切な要素です。健康に気を使い、必要な予防接種や医療保険を整えておくと安心です。特に予防接種はワーホリに行く際に、ビザを取得する為に受ける人はいます。大切なのは、現地に行っても体調を崩さないことです。日本と比べると海外の医療費はとても高くなります。そのため、健康状態でいる事が一番の節約術になります。
現地の観光地を訪れる
ワーホリ中には、現地の観光地を訪れてその土地の魅力を堪能しましょう。地元の文化や風景を存分に楽しむことができます。実際に、現地に行って遊びに行く時間をしっかり確保する事は難しいと感じる人が多いです。また、「観光地ならワーホリ終わるでに行けるでしょ」と思っている方ほど、ワーホリの期間が終わった後に行けなかったと後悔するパターンです。
自己成長につなげる
ワーホリを通じて、新しい環境での経験から自己成長につなげるよう心掛けましょう。新たな視点や洞察を得ることで、将来に対する視野が広がります。実際に、ワーホリに行く前に目標を立てていくことをおすすめします。また、立てた目標は日記等、毎日気にして生活することで、目標達成をすることができます。
4.終わりに
ワーホリとは、海外で1年以上の生活をします。実際には、楽しいという側面より大変であったり、苦労をする場面が圧倒的に多いと思います。しかし、それらの場面に挫折することなく乗り越えた先には、自身の大きな自己成長が待っています。また、日本にいる間からしっかりと準備をすることで、失敗談のような後悔をする事なく済みます。ぜひ、この記事を保存、参考にしてワーホリの準備を整えてください。楽しいワーホリ生活を過ごしてくださいね!