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ワーキングホリデーのデメリットとは?意外と知らないワーキングホリデーのデメリットについて

更新日:2023.11.30

ワーキングホリデーのデメリットとは?意外と知らないワーキングホリデーのデメリットについて

ワーキングホリデーについて、あなたはどのようなイメージを持っていますか。

「費用をおさえて長期間海外に滞在できる。」
「英語力を上げることができる。」
「海外で働くことができて、チャンスがあれば海外に住めるかも。」
など持っているイメージは人それぞれだと思います。

ワーキングホリデーは良いイメージの方が先行しがちですが、実は多くのデメリットも存在します。もしあなたが本気でワーキングホリデーに行きたいと思うのであれば、ワーキングホリデーのデメリットもしっかり知っておくべきでしょう。

今回はワーキングホリデーについて詳しくお伝えするとともに、そのメリット・デメリットについてもお伝えします。

【目次】

1.ワーキングホリデー制度とは

2.ワーキングホリデービザの概要

3.ワーキングホリデーのメリット

4.ワーキングホリデーのデメリット

5.まとめ

 

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1.ワーキングホリデー制度とは

まずワーキングホリデーとはどの様な制度なのかを知ることから始めてみましょう。

ワーキングホリデー(ワーホリ)は、若者が国際交流を深めるための制度で、働きながら休暇を楽しむことができます。この制度のもと、協定国の若者は長期滞在をし、現地での仕事を通じて旅行費用や生活費を稼ぐことが可能になります。

ワーキングホリデーの最大の利点はその柔軟性です。1年間という長期滞在を許されており、その間に働くことも、休暇を楽しむことも、学校に通うことも自由です。このため、ワーキングホリデーは、単に働くだけでなく、現地の文化や生活を体験する絶好の機会を得ることができます。

滞在期間は最長1年間ですが、国によってはより長い期間滞在できる国もあります。例えば、イギリスでは2年間の滞在が可能で、オーストラリアでは特定の地域で3ヶ月間働くことで滞在期間を1年延長することができます。

これらの特徴から、ワーキングホリデーは海外で費用をおさえて英語を学びたい、海外で長期間生活をしてみたいという若者にとって大変魅力的な選択肢となっています。

2.ワーキングホリデービザの概要

次にワーキングホリデービザの概要について見てみましょう。

ワーキングホリデー協定国

ワーキングホリデー制度は、特定の国同士が協定を結んでいる場合にのみ実施されるプログラムです。

日本は2023年から新たにウルグアイ、フィンランド、ラトビアと協定を結び、現在の協定国は29ヶ国です。

日本がワーホリ協定を結んでいる国は以下の通りです。

<ワーホリ協定国一覧>※2023年8月現在

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • カナダ
  • 韓国
  • フランス
  • ドイツ
  • イギリス
  • アイルランド
  • デンマーク
  • 台湾
  • 香港
  • ノルウェー
  • ポルトガル
  • ポーランド
  • スロバキア
  • オーストリア
  • ハンガリー
  • スペイン
  • アルゼンチン
  • チリ
  • アイスランド
  • チェコ
  • リトアニア
  • スウェーデン
  • エストニア
  • オランダ
  • ウルグアイ
  • フィンランド
  • ラトビア

計29か国※国の順番は正式協定が古いものから

※参照:外務省-ワーキング・ホリデー制度

年齢制限

ワーキングホリデーの年齢制限は、多くの国で30歳までとされていますが、国によってはこれよりも低い年齢制限が設定されている場合があります。たとえば、フランスでは29歳、アイスランドでは26歳、韓国は25歳までといった例外的な年齢制限が設けられています。

ワーホリを検討している場合は、目的の国の年齢制限を事前に確認しておくことが重要です。年齢制限を知らずに機会を逃すと、「あの時行っておけばよかった」と後悔することになるかもしれません。各国のワーホリ制度の詳細は、その国の大使館や領事館、または公式のワーホリ情報提供サイトで確認することができます。

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3.ワーキングホリデーのメリット

ワーキングホリデー制度について理解した後は、ワーキングホリデーで得られるメリットについても知っておきましょう。

メリット①:費用をおさえて海外長期滞在ができる

ワーキングホリデーの最大のメリットと言えるのが、費用をおさえて海外に長期滞在できることです。

現地で働くことによって滞在費や日常生活の費用を稼ぐことができるため、手の届く範囲で長期間の海外生活を実現することができます。現地での就労を通じて得た収入は、滞在費用のカバーはもちろん、アクティビティやイベントなどへの交流や経験を積むための資金にもなります。

メリット②:英語力を伸ばすことができる

ワーキングホリデーは英語力の向上につながる環境が作りやすいというメリットがあります。

ワーキングホリデーで渡航するほとんどの人は現地の語学学校に通います。これにより、実用的な会話能力の向上だけでなく、文法や語彙などの基礎的な英語力も効率的に伸ばすことができます。

また、語学学校では異なる国籍の学生と交流することができ、多様な文化的背景を持つ人々とのコミュニケーションを通じて、より幅広い英語表現を学ぶこともできます。

語学学校就学中はホームステイでどっぷり英語環境に浸かり、卒業後は外国人とのシェアや英語を使う仕事をすれば、かなり英語力を伸ばすことができるはずです。

メリット③:視野が広がり、価値観が変わる

ワーキングホリデーの大きなメリットの一つとして、視野の拡大と価値観の変化があります。海外で生活し、働く経験は、異なる文化や価値観との出会いの連続です。

日本では想像もしなかった様な考え方や出来事に遭遇することで、自身の視野が広がり、価値観が変わっていくのを実感するはずです。

異文化間の違いを理解し、受け入れる能力が身につくことは、今後の人生での対人関係や仕事の対応力において大きな財産となります。

4.ワーキングホリデーのデメリット

ワーキングホリデーには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。

デメリット①:年齢制限がある

ワーキングホリデーはすべての国に年齢制限があり、どの年代もチャレンジできるわけではありません。特に30代でワーキングホリデーに興味を持った人にとっては、すでにチャンスがなく、残念ながらワーキングホリデーに参加することは不可能です。

もし30代で海外で働く経験をしてみたいという人は、ワーキングホリデーにこだわらず、学生ビザやカナダのCo-opビザも検討してみると良いかもしれません。

オーストラリアやニュージーランドでは語学留学の学生ビザでも一定時間は現地で働くことができ、カナダのCo-opビザでは1年ないし2年の就学期間中の半分はフルタイムで有給インターンをすることができます。

デメリット②:誰もが英語力が上がるわけではない

1年も海外に滞在していたら、誰でも英語が話せる様になる、というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、現実はそれほど甘くはありません。ワーキングホリデー渡航前とほぼ変わらない英語力で帰国する人はたくさん存在します。

ワーキングホリデー制度を利用して海外に滞在することは、英語環境に身を置く絶好のチャンスではあるのですが、実際の英語力の向上は個人の努力や環境に大きく左右されます。

ワーキングホリデー渡航者の一部は、日本人だけのコミュニティに留まることで、ほとんど英語を使うことなく帰国する人もいます。

また、仕事の種類や働く環境によっては、英語を使用する機会が限られる場合もあります。例えば、日本食レストランや日本人観光客向けのお土産屋さんのような特定の職場では、日本語を主に使用することが多く、英語を使う場面がほとんどないというケースもあります。

しかし、自らが英語環境を作る努力をし、英語環境でも働ける英語力を身につけておくことでこれらのことは防ぐことができます。

デメリット③:1年間の空白期間ができる

ワーキングホリデーのデメリットとして、1年間の空白期間が生じるというものがあります。

ワーキングホリデーでの就労は、多くの場合現地でのアルバイトになりますので、キャリアとして認められず、空白期間の様にとらえられる場合があるのです。

また、学生にとっては休学を余儀なくされるため、必然的に卒業が1年遅れます。また、卒業後にワーキングホリデー渡航をする場合は、新卒枠の対象から外れてしまいます。

一部の企業は、ワーキングホリデーの経験を価値あるものと認識しているものの、中には職歴としての評価を低く見る場合もあります。したがって、ワーキングホリデーから得られる経験をいかに自分のキャリアに有効に組み込むかが重要です。

デメリット④:遊んできたと思われる場合がある

ワーキングホリデー=海外で遊んできたと考える人がいることも事実です。

ワーキングホリデーは、海外での就労と休暇を組み合わせた制度であるため、一部の人々はこれを単なる長期休暇と捉える傾向があります。その結果、帰国後の就職活動やキャリアにおいて、有利に働かない場合もあります。

ワーキングホリデーの経験を遊びと思われないためには、ワーキングホリデーの経験をどのように自己PRに活用するかが重要です。

ワーキングホリデーでの就労や現地体験を通じて得たものを具体的にアピールする必要があります。例えば、語学力、異文化理解における対応力、コミュニケーション能力の向上などを強調することで、この期間が単なる遊びではなく、個人の成長につながったことを示すことができます。

5.まとめ

ワーキングホリデーには多くのメリットがあり、若者に多くのチャンスを与えてくれます。

半面、デメリットも存在するため、そのデメリットから目をそらさず、しっかり理解したうえでワーキングホリデーの計画を立てていくことが、ワーキングホリデーを成功する鍵となります。

ワーキングホリデー制度の仕組み、そしてメリットとデメリットをしっかり理解したうえで最高のワーキングホリデーを実現させましょう!

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