TOPマギル大学ってどんな大学？入学するメリットや合格基準をご紹介

マギル大学ってどんな大学？入学するメリットや合格基準をご紹介

2023.04.28

カナダの大学への留学を考えている人は、マギル大学という大学の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。どんな大学なのか気になっていたり、マギル大学への留学を考えていたりする人もいるでしょう。

そこでこの記事ではマギル大学について、どんな大学なのかや、入学条件などをご紹介します。カナダの大学に留学したい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

マギル大学とは？

マギル大学とは、ケベック州のモントリオールにある大学で、カナダを代表する大学のひとつです。
創立は1821年。カナダで一番古い大学であり、世界の大学ランキングトップ100で常にランクインしている世界的に優秀な大学です。
ちなみに世界の大学ランキングは毎年更新されるため、毎回同じランクにいるわけではありませんが、過去にはトップ20にランクインしたこともあるほどなんですよ。

カナダ国内では、常に上位3位内をキープ。このランキングを知れば、マギル大学がどれだけ優秀で、カナダでも有名な大学かがわかるでしょう。
日本で言うなら、京都大学くらいのイメージではないでしょうか。

マギル大学の学生数

マギル大学はカナダを代表する大学のひとつですから、規模も大規模です。生徒数は40,000人近く。留学生は全体の30%以上ということですから、留学先としても人気の大学です。
留学生を積極的に受け入れている大学で、もちろん日本人留学生も通っています。

マギル大学勉強できること

21の学部と300以上の専攻分野がある総合大学です。
つまりほとんどの分野の学習が可能です。少し例を挙げるなら、政治や法律系、生物学、コンピュータサイエンス、経済学、物理学など。
医学的な分野についても細かく学科がわかれています。マギル大学の医学部は、カナダ内でNo.1とされていますから、特に医学の分野を学びたい人にとっては魅力的な大学ではないでしょうか。

マギル大学のあるモントリオールの魅力

マギル大学のあるモントリオールは、カナダの中でも美しい街として知られています。モントリオールのあるケベック州はフランス語圏ですから、大学の外に出ればフランス語環境。英語に加えてフランス語を覚えたい人にとって、最適な環境とも言えるでしょう。
ちなみに後述で詳しくご説明しますが、マギル大学で学ぶのにフランス語は必要ありません。

また、モントリオールはカナダの中ではトロントに次ぐ大都市。ケベック州では最大の都市で、生活に必要なものは何でも揃います。娯楽も多いですから、大学留学という長期間の滞在でも、退屈することなく過ごせるでしょう。

フランス語圏なこともあり、他のカナダの都市とは違ったヨーロッパ風の雰囲気が漂うのも、モントリオールの魅力でしょう。大都会でありながら、美しい街並みが続く旧市街などもあり、まるでヨーロッパに来た気分になれるかもしれません。

冬が寒いことが唯一のデメリットでしょうか。寒いのが苦手な人にとっては冬場はつらいかもしれませんが、それをもってしても、魅力的な都市であることは間違いありません。

マギル大学を留学先に選ぶメリット

カナダの大学へ留学したいと考えているなら、マギル大学はおすすめの大学のひとつです。マギル大学で学ぶことができれば、さまざまなメリットがあるからです。
ここからは、マギル大学に留学するメリットをご紹介します。マギル大学のことを知らなかった人も、こちらを読めば、マギル大学に留学したくなるかもしれませんよ。

世界的に知名度が高い

マギル大学は世界大学ランキング常連ですから、世界的に知名度が高い大学です。日本での知名度はそれほどでもありませんが、カナダへの大学留学を考えている人なら、トロント大学などと並んで、名前を聞く機会が多い大学でしょう。
そんなマギル大学を卒業できれば、日本だけではなく世界で雇用機会が増えそうですね。もちろん、カナダでの就職のチャンスも期待できます。

高いレベルの学習が可能

マギル大学はカナダを代表するとても優秀な大学です。つまり、マギル大学で学べば、それだけ高いレベルで学習ができるということです。
有名なのは医学分野ではありますが、他の分野も非常に高水準な教育がされています。どの分野を選んでも、世界レベルと言える教育を受けることができるのです。

授業は英語のみで行われる

モントリオールにあるということで、マギル大学に行くにはフランス語力が必要なのでは？と考える人もいるでしょう。しかしマギル大学で学ぶのに必要なのは英語力のみです。マギル大学では、授業はすべて英語で行われているからです。

とは言え、マギル大学で学ぶということは、モントリオールで暮らすということですから、基本的なフランス語くらいはできた方が良いかもしれません。モントリオールは都会であることもあり、英語の通用度が高いですが、標識などはフランス語で書かれていますから、フランス語が少しでもわかった方がプラスになります。

モントリオール市に住める

マギル大学を選べば、モントリオールに住めることもメリットのひとつではないでしょうか。前述のとおり、モントリオールは魅力いっぱいの大都市。大学留学だけではなく、語学留学先としても人気の土地です。
あまり娯楽ばかりを楽しんでいると、学生の本文である勉強がおろそかになってしまうかもしれませんが、生活に必要なものが揃っていて、街が美しく、さらに娯楽も十分というのは、長期的に暮らすことを考えると、かなり魅力的ですよね。

生活に便利な立地

都市部にある大学というと、ちょっと辺鄙なところにある大学もありますよね。しかし、マギル大学はモントリオールの中心部からとても近い場所にあるのです。
つまり、マギル大学を選べば、生活に便利な立地で過ごせるということです。街中に出かけるのに何時間もかけたりする必要はありませんし、買い物にもとても便利です。

留学生でも奨学金が使える

マギル大学では新入生を対象としたメリット奨学金が準備されています。これは、優秀な成績を納めている学生を対象とした奨学金。1年間で3,000カナダドルほどの援助があります。
この奨学金を受けるためには、トップクラスの成績を納めていなければなりませんが、これだけもらえれば、年間の授業料の大部分をまかなえるので、魅力的な奨学金でしょう。

ちなみに、経済的な問題を抱えた人に対しては、授業料支払いの延期や融資といった制度もあります。これらの制度は留学生でも使えるため、費用が問題でマギル大学を検討できない人は、調べてみると良いでしょう。

マギル大学を選ぶデメリット

マギル大学はメリットの多い大学ですが、デメリットもないわけではありません。ここからはマギル大学を留学先に選ぶデメリットについてもふれていきます。

合格基準が厳しい

マギル大学はカナダを代表する非常に優秀な大学です。そのため、入学の申し込みをすれば誰でも合格できるわけではありません。
合格基準は厳しく、カナダ人にとっても難関大学とされている大学なのです。
日本の優秀な高校で相当な好成績を納めていなければ、実質入学できないと言っても過言ではありませんから、自分の学力と見合った大学なのかを見極めることも大事です。

学費が高い

マギル大学に限らず、カナダの大学の費用は日本の公立大学に比べると高額です。
マギル大学での留学に必要な学費は、年間200万円から。学ぶ学部・学科によっても学費は大きく異なりますが、より高額な場合は、年間500万円以上必要です。
それに加えて、滞在費や食費なども必要ですから、マギル大学に留学するためには、年間400万円くらいはないと厳しいでしょう。
この学費が用意できるかどうかが、マギル大学留学を断念する大きな要因になるのではないでしょうか。

マギル大学の合格基準

前述のとおり、マギル大学は非常に合格基準が厳しい大学です。そこで、マギル大学に留学するためには、どのくらいの英語力や学力が必要なのかも簡単にご説明します。

高校卒業資格

まず、マギル大学を受験するのに必須とされているのが、高校卒業資格です。マギル大学に行くには、高校を卒業している必要があります。
日本の高校や大学と異なり、カナダの新学期は9月スタートですから、日本人の場合は高校卒業後に半年間のギャップが生まれることになります。

マギル大学受験に必要な英語力

マギル大学に留学するためには、TOEFL iBTかIELTSにおいて一定のスコアが必要です。
TOEFL iBTの場合は、総合で86点。4つの要素において各20点以上が必要です。IELTSなら6.5以上。
求められる英語力に関しては、他の大学よりも高いというわけではなく、ごく一般的な基準となっています。

上記のスコアがどのくらいのレベルかというと、英検で言えば準1級を余裕でクリアする程度。そして、TOEICなら800点台後半から900点を超える程度といったところでしょうか。
英語圏への大学留学は、英語の講義をすべて理解する必要があるため、非常に高い英語力が必要です。

高い成績が必要

マギル大学は難関大学であり、非常に厳しい合格基準が設定されていると考えられますが、その基準については公表されていません。詳しく知りたい場合は、実際に大学に問い合わせる必要があるでしょう。
ひとつ確かなのは、非常に高い学力が必要だということです。合格率は50%近くの大学なので、半分くらいの人は合格できますが、そもそも学力が足りていない人は、入学審査を受けることもないため、受験すれば誰でも5割の確率で合格するというわけではありません。