日本とアメリカではたくさんの文化や習慣の違いがありますが、中でも多くの日本人のイメージとして、「アメリカのものはなんでもビッグ!」というものがありませんか。さまざまなシチュエーションでアメリカのビッグさを感じるかもしれませんが、アメリカで生活するなら知っておきたいスーパーマーケット事情。日本とは全く異なる雰囲気で訪れるだけでワクワクしますよね。この記事では、アメリカのスーパーマーケットに焦点をあてて、アメリカ人が選ぶおすすめを13個厳選して紹介します。
おすすめのスーパーマーケット:The Fresh Market
The Fresh Market(ザ・フレッシュ・マーケット)は、1982年に設立され、オーガニックや自然食など素材へのこだわりが特徴のスーパーマーケットです。
キャンディー、チョコレート、グミなどのお菓子は、計り売りになっていて、好きな種類を欲しい量だけ取り分けることができます。
清潔感のある店内に、カラフルで華やかな食材の配色が印象的で、ヘルシーな雰囲気が店内を歩き回るだけで体感できます。
おすすめのスーパーマーケット:Walmart(ウォールマート)
アメリカ全土に留まることなく、世界各国に展開している大手スーパーマーケットチェーンです。
規模が大きい分、低価格で大量に仕入れて在庫を保管しているため、他のスーパーマーケットと比較すると圧倒的に安い点が最大の魅力です。
食材の品質はそこまで高くありませんが、化粧品や日用品が他の店舗より安く買えるので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめのスーパーマーケット:Hy-Vee
Hy-Vee(ハイヴィー)は、店舗から200マイル(約320キロ)いないで収穫された成果物など、ローカルに還元する仕組みを導入している地元密着型のスーパーマーケットです。
ニューヨークのウェグマンズ、フロリダのパブリクス、テキサスのHEBなどに8州240店舗ほど展開しています。
カスタマー評価では、精肉、ベーカリー、成果、プリペアドミールの4項目全てが高く評価されていて、接客もフレンドリーであると言われています。
おすすめのスーパーマーケット:Lidl
Lidl(リドル)は、ドイツ発祥で、全世界で32か国11,200店舗まで展開を広げているスーパーマーケットです。
もともとドイツからヨーロッパに浸透したタイミングでは「ディスカウントスーパー」として訳あり商品を安く販売する特徴を持っていました。
しかし、アメリカ進出を進めるにあたって「アメリカの消費者は、安売り食料品に関心が薄いため、量よりも質を追求する」と大きくビジネス方針を変更します。
アメリカのものだけではなくヨーロッパを中心とする輸入品の商品が充実しているので他のスーパーマーケットとは異なる品揃えを楽しめるでしょう。
おすすめのスーパーマーケット:Market Basket
Market Basket(マーケット・バスケット)は、1971年にマサチューセッツ州で創業して、2019年の時点で3州79店舗ほど展開しているスーパーマーケットです。
1店舗あたりの売上高は単純計算で69億円と算出されていますが、衣類や住関連の商品が並んでいると思いきや、食品、市販薬、日雑が並んだシンプルな品揃えが特徴的です。
競合店と比較しても劣らぬ品質の高さで、できるだけ価格を最小限に抑えた消費者ファーストのサービスが高く評価されています。
ハイクオリティでローコストな食材を提供しているスーパーマーケットですので、近くにあれば留学や仕事などの長期滞在者には重宝するでしょう。
おすすめのスーパーマーケット:Target
Target(ターゲット)は、食料品の他に、衣料品、化粧品、日用品、飲食店などが一つの店舗に入っている大型ディスカウントストアです。
各店舗には、プライススキャナーが設置されていて、スタッフを呼ばなくても、顧客が値段のわからない商品を自分で調べることができるので利用しやすいです。
アメリカは国土が広く、日本のように歩いて買い物するのがめんどうなので、1回の買い物で全て揃えたい方は重宝するでしょう。
おすすめのスーパーマーケット:ALDI
ALDI(アルディ)は、一般的なアメリカのスーパーマーケットと比較するとやや暗くて小さい見た目が特徴的です。
見た目の印象から、犯罪に巻き込まれそう、品質が悪そうというイメージが先行していますが、実は、Trader Joe’sと親会社が一緒で安全性は保証されています。
ALDI最大の特徴として、野菜や精肉の種類は少ないものの、低価格で購入できます。
ただし、低価格が最大の売りということもあり、どうしても低所得層のお客さんの出入りが多く、治安が悪い店舗もあるため注意が必要です。
おすすめのスーパーマーケット:Stew Leonard’s
Stew Leonard’s(シチュー・レオナルド)は、1967年にコネチカット州で創業し、2018年時点で2州6店舗を展開するスーパーマーケットです。
広い駐車場に、広い店内で購入できる食材は、全て会社側が農業や牧場を見極めながら高品質なものを直接仕入れているということで、安全性が保証されています。
青果、野菜、精肉、乳製品のほか、加工食品まで安全性が保証されているため、地元の人たちからも高く評価されています。
また、店内には、牛などの動物の人形が飾られていて、テーマパークのようなワクワク感があります。
実際、日本からのツアーの一環としてStew Leonard’sを見学するコースもあるとのことで、アメリカに訪れた際はぜひ訪れてみてください。
おすすめのスーパーマーケット:Costco
Costco(コストコ)は、日本国内にも多数展開されている年会費の支払いが必要な会員制のスーパーマーケットです。
日本では「コストコ」と呼ばれていますが、英語では「コスコ」と呼びます。
売られている商品も日本とアメリカでは異なりますので、比較しながらショッピングを楽しめるでしょう。
おすすめのスーパーマーケット:Publix
Publixは、黄緑色で丸文字のロゴが特徴的で、1930年にフロリダで創業したスーパーマーケットです。
現在は、アメリカ南東部を中心に1,200以上の店舗を展開しています。
ハロウィンやクリスマスなど季節ごとに店内を装飾していて、店内を歩き回るだけでも頼めるのが魅力です。
オーガニックや自然食のほか、日本食を含むアジア系の食材の取り揃えも充実しているので長期滞在する方は重宝するでしょう。
おすすめのスーパーマーケット:Sprouts Farmers Market
Sprouts Famers Market(スプラウト・ファーマーズ・マーケット)は、1943年にフルーツスタンドから創業し、新鮮なフルーツや野菜を低価格で販売するスーパーマーケットです。
店内は、木造のデザインが印象的でどの時期に訪れても温かみを感じられるでしょう。
日本ではあまり一般的ではないのですが、アメリカでは冷凍のパンが販売されていることが多い中、Sprouts Farmers Marketでは焼きたてのパンが売られています。
ドライフルーツやナッツ類の計り売りコーナーも充実していて、その数は300種類を超えるとのことです。
食材のほかにサプリメントの種類も豊富ですので、健康への意識が高い方は重宝するでしょう。
おすすめのスーパーマーケット:Wegmans Food Market
Wegmans Food Market(ウェグマンズ・フード・マーケット)は、顧客が選ぶ好きなスーパーマーケットでたびたび1位にランクインする人気スーパーマーケットです。
日本ほど衛生面に厳しくないアメリカのスーパーマーケットに行くと汚れやゴミなどが目につくことがありますが、とにかく清潔感と整理整頓が徹底されています。
完全にオーガナイズされた店内は、歩いているだけで気分が良くなるでしょう。
さらに、最低限の店舗網で商品を回し、ほとんどの商品を自社ブランドで取り揃えることで、低価格に抑えています。
低価格な商品がある一方で、こだわり抜いた高級食材も取り扱っていることから、ロイヤリティカスタマーを多く抱えています。
おすすめのスーパーマーケット:Trader Joe’s
「トレジョ」という愛称で日本人からの知名度が高いTrader Joe’s(トレーダー・ジョーズ)は、42州、500店舗に展開されている大型スーパーマーケットです。
スーパーマーケットのスタッフといえば、やる気がなくて無愛想というイメージがあるかもしれませんが、フレンドリーなスタッフが多く在籍していることでも知られています。
オーガニック、自然由来の商品が低価格で販売されていて、日本食を作りたい在米日本人を喜ばせてくれる調味料や食材の取り揃えも充実しています。
アメリカのスーパーマーケットで買えるアメリカのお土産
各国のスーパーでは、お土産ショップで販売されているものよりもローカルなお土産がゲットできます。
地元の人たちが利用するスーパーマーケットですので、観光客価格になっていない点も魅力です。
特に、アメリカのスーパーマーケットで購入するのがおすすめの商品を紹介します。
エコバック
アメリカ人は、週に1回ほどのペースでスーパーマーケットに行き、一度に大量買いする傾向にあるため、エコバックは必需品です。
各スーパーマーケットごとに多種多様なデザインがされたエコバックが販売されていて、アメリカっぽさもあるのでお土産に重宝するでしょう。
中でも、Trader Joe’sでは普段使いするのにも十分かわいいデザインのエコバックが販売されていて、季節ごとにリニューアルされているので限定品を購入できます。
1つのエコバックは99セントで、お手頃価格ですので、友人やビジネス関係の人たちにまとめて購入するのにも向いています。
ちなみにエコバックを購入すると、商品をエコバックに詰めるかどうか聞かれます。
その場でエコバックを使用したくない場合は、紙袋を用意してもらうように頼みましょう。
グリーティングカード
アメリカのスーパーマーケットでは、食材や市販薬のほか、文房具や衣類なども充実していて、手紙文化の浸透しているアメリカならではのグリーティングカードが購入できます。
日本では、便箋などで長い文章を綴ることが多いですが、アメリカでは伝えたいメッセージが書かれたカードを用意してそこに一言サインのように文章を書くのが一般的です。
誕生日の手紙、感謝を伝える手紙、お祝いの手紙のほか、「Amazing son(素晴らしい息子へ)」「I Love You(愛してる)」など気持ちをデザインしたカードも豊富です。
さまざまなシチュエーションに使えるカードをいくつか購入しておくと、日本に帰ってから使える機会があるかもしれません。
ジョークが書かれたグリーティングカードもあるため、デザインが気に入ったのであれば自宅に飾っても良いでしょう。
まとめ
この記事では、アメリカのスーパーマーケット事情についてリサーチしました。
結論として、アメリカのスーパーマーケットは、店舗によって多種多様な特徴があり、歩いているだけで楽しめる場所もあるようです。
日本のスーパーマーケットは、全体的に雰囲気が似ていることが多いですが、アメリカではこだわりや特徴が異なるので、実際に比較してお気に入りを探してみると楽しいでしょう。