【ビジネス英語】初心者が暗記しておくべき定番フレーズ16選

仕事で英語を使うチャンスはあるものの、「ビジネス英語」となると急にハードルが高く感じ、チャレンジすることを躊躇してしまう人は多いのではないでしょうか。しかし、ビジネス英語は定番フレーズさえ覚えてしまえば、実用性が高く応用が効きます。

本記事では、初心者でも取り入れやすいビジネス英語フレーズ16選をご紹介していきます。

 

１．ビジネス英語を使う際の心がけ

英語を使って仕事をする際に心に留めておくと良い点をご紹介します。
ポイントを抑えて、より円滑なコミュニケーションを目指しましょう。

語彙力で勝負

ビジネス英語で武器になるのは、断然語彙力です。
自分の職種・業界に関する単語と専門用語をよく勉強しておきましょう。正しく情報を伝えられるのであれば、文法を多少間違えても相手は気にならないものです。

文化の違いには寛容な気持ちを持つ

国によってはビジネスマナーが日本と異なる場合があります。最初は戸惑うかもしれませんが、そこから学ぶ気持ちで敬意を持って対応しましょう。また、いくら親しくなっても「宗教」「政治」「人種」「年齢」の話題は避けるのが賢明です。

自信を持って話す

ビジネス英語に慣れないうちは萎縮してしまいがちですが、堂々としていれば相手は案外気にしないものです。相手と仕事に対する誠意が伝われば自然とコミュニケーションはうまくいきます。

ここでお伝えするフレーズを予習したら、あとは自信を持って仕事目的の達成に集中しましょう。

２．あいさつ・自己紹介

ビジネスで覚えておくと便利な英語のフレーズを、シチュエーション別にご紹介していきます。

まずはあいさつ。どの国の文化であっても、第一印象は大切です。相手の目を見て笑顔で握手を求めましょう。

1, It’s a pleasure to meet you. （お会いできて光栄です）

【例】Good morning Mr Brown. It’s a pleasure to meet you. How are you?
（おはようございますブラウンさん。お会いできて光栄です。ご機嫌いかがですか？）

初対面の相手に使います。”Nice to meet you” でも良いので、必ず最初の挨拶に取り入れましょう。

2, Thank you for coming all the way from…（わざわざ足を運んでくださり、ありがとうございます）

【例】Thank you for coming all the way from New York.
（アメリカから遠路はるばる来ていただきありがとうございます。）

自分たちに会うため遠方から来てくれた相手に、歓迎と労いの気持ちが伝わります。

3, Please call me ○○. （私のことは○○と呼んでください）

【例】Nice to meet you. My name is Takahiro. Please call me Taka.
（はじめまして。私の名前はタカヒロです。どうぞタカと呼んでください。）

相手に覚えてもらいやすそうなニックネームを提案すると、印象に残りやすくなります。

4, It was a pleasure to have met you. （お会いできてよかったです）

【例】It was a pleasure to have met you. Let’s keep in touch.
（お会いできてよかったです。ぜひ連絡をとり続けましょう）

“It was nice to meet you ”よりも洗練された言い方をしてみたい場面で使ってみましょう。

３．メール

英語圏のビジネスメールは簡潔です。
丁寧な言葉を選びつつ、読む相手の負担にならないようにライトで短くまとめるように心がけましょう。

5, Dear Mr/Ms.○○ （○○様へ）

メール本文の最初の行に書きます。○○の部分には相手の名字が入ります。
担当者の名前を知らない場合は、”Dear Sir or Madam” または、”To whom it may concern” で代用可能です。

6, I hope this email finds you well. （いかがお過ごしですか？）

本題に入る前の、あいさつ語のひとつです。
もし相手が長期休暇明けだと知っていたら、”I hope you had a lovely holiday.”、月曜日に送るメールには “I hope you had a nice weekend.” と書いて代用もできます。

7, in reference to ○○ （○○の件について）

【例】I’m writing to you in reference to the project we discussed about last week.
（先週話し合いをしたプロジェクトについて、連絡を差し上げています。）

メールの目的を伝えるための書き出しの文章です。

8, I was wondering if you could ○○ （○○していただけませんでしょか）

【例】I was wondering if you could send me the document which I have mentioned on last email.
（前回のメールでお願いしていた資料を、送ってはいただけませんでしょうか）

相手に頼みたいことや催促したいことがある時に使うと、“Can you…?” よりも丁寧な印象で伝わります。

４．電話

最近ではオフィスの固定電話より個人の携帯電話を使用することが多くなっています。ここでは主に携帯電話でのビジネス英語を見ていきます。

9, Is this a good time to talk? （今話しても大丈夫ですか？）

【例】”Good morning Ms.Smith. It’s Hana from Sakura Insurance. Is this a good time to talk now?”
（スミスさんおはようございます。桜保険のハナです。今お話しできますか？）

まず相手の都合を確認しましょう。
可能であれば、事前にショートメールなどで電話する旨を伝えておくとより丁寧です。

10, the connection isn’t great. （電波が悪く、よく聞こえません）

【例】I’m sorry, but the connection isn’t great. Can you say it again please?
（すみません。電波の調子が悪く、よく聞こえません。もう一度言っていただけますか？）

海外の電波事情は日本と違い安定しているとは限りません。聞き逃したことがあれば、繰り返してもらいましょう。

11, Get back to you （返事をします）

【例】I am not very sure about it. I’ll check with my manager and get back to you by noon.
（その件についてはわかりかねるので、責任者に確認し、正午までにお返事をします。）

相手の質問にすぐ答えられない場合の便利な言い回しです。
その際、いつまでに返事できるかも伝えられたら相手が安心しますね。

12, E-mail me instead （メールを送ってくれますか）

【例】I’m sorry, but I can’t quite hear you well. Can you kindly e-mail me that instead, please?”
（すみません、少し聞こえづらいので、内容をメールしていただけませんか？）

相手の声が遠かったり、電話越しの英会話に慣れていない時に便利な一言です。
誤解を避けるためにも、メールしてもらうように頼みましょう。

５．ミーティング

ビジネス英語に慣れないうちは、進行役よりも参加者として出席する機会が多いでしょう。その場合でも、聞き役に徹せず疑問点はその場で聞くなど、積極的な姿勢を見せると良い印象を持たれます。

13, Could you clarily? （詳細を説明してくれませんか？）

【例】Could you please clarify what you said about new insurance policy?
（今おっしゃった新しい保険約款の詳細を聞かせていただけませんか？）

発表の内容について、もう少し深く知りたい場合に使えるフレーズです。

14, Before we move on （次の議題に移る前に）

【例】Excuse me. Before we move on, I think we need to look at case A.
（すみません。次の議題に移る前に、ケースAを思索しておく必要があると思うのですが。）

議題に対して話し合いが十分にされていないと思った時に、次の議題に移る前のタイミングで聞きましょう。

15, Let me share （共有させてください）

【例】Let me share with you how our team has progressed since last meeting.
（前回のミーティング以降の、我々のチームの進展を共有させてください。）

自分が発言する場を与えられたときの、最初の一言として使い勝手の良い言い方です。

16, feel free （気軽に）

【例】If anyone has questions, please feel free to come over and ask me after this meeting.
（質問がある方は、このミーティング後に気軽に聞きにきてください。）

自分の発表の前に一言入れておくと、途中でペースを乱されることなく発表に集中できます。

６．まとめ

ここまで、ビジネス英語初心者でも使い勝手の良いフレーズを紹介してきました。今回お伝えしたビジネスシーンは以下の4つです。

• あいさつ・自己紹介
• メール
• 電話
• ミーティング

すでに知っているフレーズもあったのではないでしょうか。実際のビジネス英語は、実にシンプルなフレーズで成り立っているのです。完璧な英語を話すことよりも、言いたいことをいかにシンプルな言葉で相手に伝えられるかに焦点を当ててみてください。

アウトプットの量が上達のコツです。今回ご紹介したフレーズを使って同僚とロールプレイをするなどして、ぜひ実戦の場で役立ててください！