今回はUncle Sam(アンクルサム)について紹介させていただきます。
Uncle Samと聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
ほとんどの方は聞いたことがないと思うか、「Uncle=おじさん」なので「サムおじさん?何かのキャラクター?」と思うのではないでしょうか。
実は違うんです。
留学に行く際は、この様な日本であまり知られていない豆知識的なものも知っておくとローカル感がでて少しかっこいいかもしれません。
そこで、今回はUncle Samについて、
① Uncle Samは何なのか
② Uncle Samの由来
③ 他の国でも象徴する言葉は使われているのか
の流れでそれぞれ紹介させていただきます。
① Uncle Samは何なのか
Uncle Samと聞いてすぐに思いつくのは、「サムおじさん」など直訳した場合の意味を思いつく方が多いと思います。
実際に多くの方が直訳をして認知すると思いますが、本当の意味としてはアメリカ合衆国の「U.S(The United States of America)」の頭文字をとったものになるようです。
「Uncle Sam」=「United States」
こうみるとアメリカだと想像がしやすいですよね。
連想ができるだけで、Uncle Samが何を指しているのかは分からないと思います。
Uncle Samは何のことを指しているのかと言うと、
「Uncle Sam」 | ・アメリカ政府機関・アメリカ人 |
となっています。
これでUncle Samの意味としても、何を指しているのかでもアメリカのことを意味していると言うのがわかりました。
また、Uncle Samはよくイラストとして使用されていることが多いようです。
絵として描かれている際の特徴は、
・星柄のシルクハット
・紺色のジャケット
・赤色の蝶ネクタイ
・赤色のストライプのパンツ
として描かれます。
また、紺色・赤色・星柄・ストライプ柄というと、アメリカの国旗にも使われている色と柄なので、イラストを見ただけでUncle Sam=アメリカと連想する方は多いようです。
星とストライプの柄が入っているとよりアメリカっぽさを感じることができると思います。
Uncle Samは何となくアメリカっぽさというのは伝わるので少し知識のある方はすぐにアメリカと言う意味で認識できるのではないのでしょうか。
わからない方でもイラストを見ればある程度アメリカのことを指していると言うのも分かるかもしれません。もしUncle Samについてのイラストについて気になる方がいましたらぜひ調べてみてください!
② Uncle Samの由来
ここまでは、Uncle Samの意味について紹介しましたが、ここではなぜUncle Samと言うのか、名前の由来について紹介します。
Uncle Samには関係している人物がいます。
その人物の名前は「サミュエル・ウィンストン」と言う男性になります。
1775年4月19日〜1783年9月3日まで行われたアメリカ独立戦争時に精肉店を営み、肉をアメリカ陸軍に納品していました。
アメリカの陸軍に納品をしていた「サミュエル・ウィンストン」は愛称があり、多くの人に親しまれていました。その時に言われていたのがサムおじさんことUncle Samと言われていました。
また、商品の納品の時に樽に「U.S」という刻印を押してから商品を納品していたため、認知がしやすいように少し強引ではありますがUncle Samと呼ばれるようになりました。
Uncle Samという名が多くの人に周知され親しまれたため、モニュメントがマサチューセッツ州のアーリントンに立っておりこれまで多くの方に周知されています。
もし、マサチューセッツ州のアーリントンに行かれる機会があるときは1度足を運んで見てみるのはいかがでしょうか。
③ 他の国でも象徴する言葉は使われているのか
ここではアメリカ=Uncle Samという認識があるのは分かったと思います。
アメリカ=Uncle Samという認識ができるのはアメリカだけなのかそれとも他の国にも同じ認識ができるものがあるのかを見ていこうと思います。
自国を表す国はアメリカ以外にも、
・アメリカ(女性版)
・イギリス
・フランス
があります。
それぞれについて詳しく紹介させていただきます。
・アメリカ(女性版)
男性はUncle Samと表すようになりましたが、アメリカには女性を表すものがあります。それが、女性版=「Columbia」となります。
コロンビアと聞いてある程度の方はアパレルのブランドを思い浮かべる方はいると思いますがまったく関係はありません!
Columbiaというのはアメリカ合衆国を見つけたとされる「クリストファーコロンブス」が言語の由来となっており、Uncle Sam程周知はされておりませんがColumbia=アメリカ合衆国と認識できると覚えているとちょっとした時の会話に役に立つかもしれません。
アメリカは自由の女神も象徴としてあるので、
・自由の女神
・Uncle Sam
・Columbia
の3つになります。
自国を表せる象徴が3つもあるのは驚きですが、ぜひ覚えてみるのはいかがでしょうか。
・イギリス
イギリスでは「John Bull」を象徴として表すことができます。
John Bullの表す意味として、
1.イギリス国家
2.イギリス人
のことを意味しています。
表す意味としてはアメリカのUncle Samとあまり変わらないと思います。
John Bullは統治者として生きていましたが、自分の親のヘンリー2世との領土の問題により破れたり、ローマ教皇との揉め事に破れたりなどイギリスではJohn Bullのことを「欠地王」や「暗君」などマイナスな言葉で呼ばれていました。
なぜ客観的に見るとJohn Bullというマイナスな名前をつけたのかは不思議ですが、イギリスを表す表現としてJohn Bullという言葉が挙げられています。
余談ですが、アメリカとイギリスは英語といっても米語と世界標準の英語とくくりが違うためこの部分も少し関係しているのかなど疑問が残ります。
また、「ジョンブルとアンクルサム」というイギリスとアメリカを比較したような本も出ているので気になる方は調べてみてください。
・フランス
フランスでは自国を表す象徴として、「Marianne(マリアンヌ)」という女性が挙げられています。
Marianneは1792年のフランス革命の時の政治の君主制に対抗する人々の救世主として戦いを促進した女性としてフランスを象徴する顔として知られていました。
またMarianneはアメリカの自由の女神のモデルとして作られたとされており、アメリカの独立から100周年を記念して送られたものになります。
自由の女神というのは多くの人が知っていますが、モデルが誰なのかを知っている人は少ないのではないのでしょうか。
フランスではMarianneの胸像を市庁舎など、公共の場所に展示するなどMarianneがフランスにとってシンボルであり、誇りであるということが分かりました。
また、Marianneはユーロなどの硬貨や切手などにも描かれているだけでなく、金貨なども1907年〜1914年の間に作られるなどシンボルとして多くの場面で使用されていました。
まとめ
今回はUncle Samについて意味や何をさしているのかを紹介させていただきました。
「Uncle Sam」は「U.S(The United States of America)」の頭文字をとったアメリカ人やアメリカ政府機関を指す言葉であることがわかりましたね。
少し強引な気もしますが面白いこじつけ方です。
星柄のシルクハット、紺色のジャケット、赤色の蝶ネクタイ、赤色のストライプのパンツというキャラクターも描かれていて、代表的なアメリカ人を表すものと言っても過言ではないかもしれません。
Uncle Samは実在の人物サミュエル・ウィンストンがモデルとされているという逸話も面白いですね。
アメリカには男性を象徴するUncle Sam以外にも女性を象徴するColumbiaがあるのに加え「自由の女神」もあり多くの象徴できるものがあります。
イギリスとフランスにも象徴できるものがあり、イギリスはJohn Bull、フランスは自由の女神を象徴するものとして国民に認知されています。
それぞれの国でも自国の象徴するものがあるのはその国の歴史について触れることができると思いますし、深堀することによって英語の知識をより深めることができると思います。
ぜひ、調べたりして自分の英語の知識や歴史について多くの情報を自分の中に入れていってください!