誰もが耳にしたことがあるといっても過言ではない、有名な観光地ナイアガラの滝。
世界で有名な滝のうちの1つであり、その迫力や美しさは桁違いです。また、世界三大瀑布と呼ばれていますが、実は世界遺産ではないのだとか。
そんなナイアガラの滝がある国や行き方、おすすめの観光スポットなど気になる情報をご紹介します。
ナイアガラの滝がある場所
ナイアガラの滝は、北アメリカのエリー湖からオンタリオ湖に流れるナイアガラ川にある滝です。
カナダ滝・アメリカ滝・ブライダルベール滝の3つの滝から構成されていて、その3つの滝の総称がナイアガラの滝ということになります。場所はカナダのオンタリオ州とアメリカ合衆国のニューヨーク州の国境です。
滝が国境なんてなんだか素敵ですよね!
アメリカ側からもカナダ側からもナイアガラの滝が楽しめて、見る場所によって風景が違うのも国境になっている滝の魅力と言えます。
ナイアガラの滝が世界遺産でないのは人工的にコントロールされているから
世界三大瀑布のイグアスの滝、ヴィクトリアの滝は両者とも世界遺産登録がされていますが、ナイアガラの滝のみ世界遺産登録されていません。
人が手を加えず、自然な姿でそのまま残り続けているのが世界遺産の魅力ですが、ナイアガラの滝はなぜ登録されないのでしょうか?
人工的に水量をコントロールしている
実はナイアガラの滝が誕生した時は現在の位置より11km下流にありましたが、水の勢いにより、岩が削られ現在の位置まで来てしまいました。
このままだとナイアガラの滝は上流のエリー湖に吸収されてしまうことから、人工的に水量をコントロールしています。
水力による電力の供給
水の一部はアメリカとカナダの電力の供給にも使用されています。
夜になると滝がライトアップされますが、その際の電力も水力発電によるものです。
またそんな発電所も今や観光スポットとなっており、2006年に停止された大規模発電所は2021年にアトラクション施設としてオープンしています。
ナイアガラの滝への行き方
アメリカ合衆国とカナダの国境にあるナイアガラの滝。もちろん両国からの向かうことができます。
日本から行く場合の両国の最寄り空港や、市内からの行き方をご紹介します。
トロント・ピアソン国際空港から
空港からはバス、レンタカー、タクシーでの行き方があります。
バスは様々な種類があり、ルートによって時間や料金が異なるので事前に下調べして自分にあった行き方を選びましょう。空港からの移動手段としては予約でき予定が組みやすいバスでの方法が最もおすすめです。
ナイアガラの滝までは128kmほどあるため、タクシーの場合は料金がかかってしまい移動手段としてはあまりおすすめできません。
レンタカーはネットから予約でき空港でレンタルできます。空港からナイアガラの滝までの道自体は比較的簡単なので、アプリなどを使って挑戦してみるのも良いかもしれませんね!
バッファロー国際空港から
トロント空港と同じくバス、レンタカー、タクシーでの行き方があります。
おすすめはバスですが、自分にあった行き方を選んで下さいね。
国境を超えてカナダ側へも入国する場合は、パスポートが必要で入国審査などで時間がかかる場合もありますので、ご注意ください。
トロント市内から
基本的には列車や長距離バスを使いナイアガラバスターミナルまで行きます。
更にナイアガラの滝付近まで移動するためのバスに乗り換えます。
ナイアガラバスターミナルからはバスまたはタクシーを使ってナイアガラの滝へ行ってくださいね。
イレギュラーな行き方としてカジノバスがあります。
カジノバスはトロント市内からナイアガラの滝にあるカジノまで運航していて、乗車できる条件として19歳以上であることやカジノ利用の証明書やパスポートの提示があります。
最安値で行くならカジノバスがおすすめですが、移動中もカナダの風景を楽しみたい方は列車での行き方が向いていますよ!
ニューヨーク市内から
市内からは飛行機、列車、バスの行き方があります。
飛行機の場合、ジョンFケネディー空港からバッファロー国際空港に行き、バスまたはタクシーでナイアガラの滝に行けます。
列車やバスは8,9時間ほどかかるので、旅を楽しみたい方や時間に余裕のある人に向いていますね。
ナイアガラの滝の観光スポット
ナイアガラの滝は年間1450万人もの観光客が訪れ、特に観光シーズンである夏は賑わっていますが年間を通してライトアップもされています。
特にカナダ側からは滝全体が観れるため、観光スポットが多いです。
そんなナイアガラの滝周辺のおすすめスポットをご紹介します!
テーブルロック
ナイアガラの滝を一望できる展望台があり、常に観光客で賑わっています!
滝の付け根の位置にあるので、写真スポットに最適ですね。
まずはテーブルロックでナイアガラの滝を一望して楽しんでみてはいかがでしょうか。
入場料 | 無料 |
営業時間 | 常時解放 |
テーブル・ロック・ウェルカムセンター
レストランやショップなどがある観光客向けの複合施設です。
ナイアガラの滝を楽しめる様々なアトラクションがありますが、チケットなども購入できます。
入場料 | 無料 |
営業時間 | 10:00~18:00(店舗によって異なります) |
ホームページ | https://www.niagaraparks.com/visit-niagara-parks/plan-your-visit/travel-information/welcome-centres/ |
ホーンブロワーナイアガラクルーズ
ナイアガラの滝を肌身で体験できるアトラクションで、毎年観光客で大賑わいしている遊覧観光船です。
カナダ・アメリカの両側からツアーに参加でき、コースも全く同じです。
滝の間近まで行くのでその迫力を感じられ、ずぶ濡れになります!
旅の思い出に是非参加してみて下さいね。
料金 |
■大人:32.75アメリカドル ■子ども(3~12歳):$22.75アメリカドル ※2歳以下は無料 |
観覧時間 |
約20分 |
ホームページ |
https://www.cityexperiences.com/ja/niagara-ca/city-cruises/niagara/ |
フォールズ・ファイヤーワークス・クルーズ
2階建てのクルーズ船でイルミネーションされたナイアガラの滝と花火が楽しめます。
花火に合わせて出航し、ベストポジションで夜のナイアガラの滝を観光できますよ。
このクルージングは開催している期間が限られています。
料金 |
■大人(13歳以上):37.75カナダドル ■子ども(12歳以下):24.75カナダドル |
スケジュール |
■5月中旬~6月下旬 金曜から日曜・祝日 ■7月初旬~9月上旬 毎日 ■9月上旬~10月上旬 金曜から日曜・祝日 ※上記日程の21:30~ |
ホームページ |
https://www.cityexperiences.com/niagara-ca/city-cruises/falls-fireworks-cruise/ |
ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ(滝の裏側ツアー)
こちらも観光客に大人気で、エレベーターで降下し滝を真横や裏側から見れるアトラクションです。
レインコートが配られ自由に観光できますよ。
テーブルロック・ウェルカムセンターが入口です。
料金 | ■大人(13歳以上):15.95カナダドル■こども(6~12歳):10.95カナダドル |
アトラクション時間 | 30分~1時間ほど |
ホームページ | https://www.niagaraparks.com/visit-niagara-parks/plan-your-visit/deals-packages/ |
ナイアガラ スカイ ホイール
カナダ最大の観覧車であるナイアガラスカイホイールは地上53mの高さから、ナイアガラの滝が一望できるスポットです。
2回転するのも嬉しいポイントですね。
料金 | ■大人:15アメリカドル■子ども(12歳以下):7アメリカドル |
アトラクション時間 | 8~10分 |
ホームページ | https://www.cliftonhill.com/attractions/niagara-skywheel |
スカイロンタワー
236mの高さからナイアガラの滝を一望できる展望台のスカイロンタワー。
展望台までのぼるエレベーター「イエローバグ」を使うのですがガラス張りになっていて、しかも展望台まで52秒ほどで到着します。
展望台も屋外になっていて、ナイアガラの滝周辺の綺麗な空気も堪能できますよ!
料金 | ■大人:18アメリカドル■子ども(4~12歳):9アメリカドル |
アトラクション時間 | 平均1時間ほど |
ホームページ | https://www.skylon.com/ |
レインボーブリッジ
アメリカとカナダを繋いでいる橋で、橋の真ん中に国境があるのでナイアガラの滝を見ながら徒歩でも国境を超えることができます!
国境を超えて両側からの様々な滝の風景を楽しめるのも、ナイアガラの滝の観光の醍醐味です。
国境を超えるため、パスポートが必要ですのでお忘れなく!
料金 | ■通行料:1アメリカドル■入国代:6アメリカドル |
時間 | 15分ほど |
ホームぺージ | https://www.niagarafallsbridges.com/index.php/crossing-info/toll-cost-vehicle-definitions |
まとめ
ナイアガラの滝や周辺の観光スポットについてご紹介しました!
カナダとアメリカ合衆国の国境に位置するナイアガラの滝への行き方は、様々な方法があります。列車やバス、タクシーやレンタカーなど行き方によって時間やコストが異なるので自身に合った方法を検討して下さいね。
また国境を超える場合や、カジノバスに乗車する場合はパスポートをお忘れなく。
ナイアガラの滝は国境であることや、水量など人の手が加えられているため世界遺産には登録されていません。
しかし世界三大瀑布のひとつとして世界的にも有名な観光地であり、周辺は観光客向けに様々なアトラクションや施設、ホテルなどがあり、家族連れでも楽しめる観光スポットです。
日本では味わえない体験ができ素敵な思い出になること間違いなしです!