日本でもバドワイザーなど、アメリカのビールが販売されていますが、アメリカに行くと、日本で見かける以上のさまざまなビールが並んでいます。
あまりイメージはないかもしれませんが、実はアメリカはビール大国。しかも、日本人の口に合いやすいラガービールが人気ですから、ビール好きにとっては天国に感じられるかもしれません。
そこでこの記事では、アメリカビールの特徴や、おすすめのアメリカビール、そしておつまみまでご紹介していきます。
アメリカに留学などで訪れる際には、ぜひこちらを参考にアメリカのビールを楽しんでくださいね。
アメリカでビールを飲むときの注意点
アメリカと日本は、飲酒に関するルールが異なります。そのため、日本にいる感覚でビールを楽しんでいると、アメリカではトラブルになることも。
そこでまずはアメリカでビールを飲むときの注意点から解説していきます。
飲酒年齢は州によって異なる!
アメリカは州によって法律が異なります。飲酒に関する法律も州によって違うのです。ですから、自分が住んでいる州の飲酒可能年齢を知っておかなければ、思わぬトラブルになってしまうかもしれません。
ちなみに多くの州が飲酒可能年齢を21歳以上と設定しています。意外なことに、日本より遅いんですね。日本では飲酒OKになった20歳の方は要注意です。
また、19歳以上と設定している州もありますが、日本人の場合は海外に行っても、20歳以上というルールが適用されるため、19歳でもアメリカでビールを飲むことはできません。
酒気帯び運転は絶対禁止!
アメリカは車社会なので、国際免許を取得して、アメリカで車の運転をする人もいるでしょう。
しかし、お酒を飲んだ時の運転は厳禁!アメリカでも酒気帯び運転は禁止されています。
アメリカは日本よりも酒気帯び運転の基準がやや緩めではあるので、ビールを少し飲んだだけなら運転をしているアメリカ人もいます。しかしだからと言って、それを真似て運転をするのはやめておきましょう。
屋外での飲酒が禁じられている場合も
日本だと缶ビールを飲みながら歩いたり、公園でビールを飲んでいたりしても、問題にはなりません。
しかしアメリカでは屋外で飲酒が禁じられている場合もあります。無用なトラブルを避けるためにも、屋外での飲酒は控えておきましょう。
販売時間の規定もある!
日本ではコンビニに行けば24時間ビールが手に入りますが、アメリカではビールの販売時間まで規定があります。こちらも州によって細かい時間の設定は異なりますが、24時間いつでもビールが買えるわけではないので注意!
夜遅くにビールを飲みたいなら、日中に少し買い置きしておくことをおすすめします。
アメリカで人気のビールの種類
アメリカではラガーが人気というのは、冒頭のとおりです。しかしアメリカでは、それ以外のビールもよく飲まれていて、本当にさまざまな種類のビールが販売されています。
ここでは、アメリカで大人気のビールの種類を3つに絞って、どんな味わいなのかをご紹介します。
ラガー
日本でビールと言えばラガービールですが、アメリカでもラガービールが大人気です。有名ブランドのバドワイザーもラガービールですね。
すっきりしていて飲みやすく、苦味も強くないので、万人受けしやすいビールです。
暑い夏にはラガービールをぐいっといきたい……なんて人は、アメリカでもラガービールをぜひ楽しんでくださいね。
ペールエール
日本でも近年認知度が高まっているペールエール。イギリス発祥で、ヨーロッパでは主流のビールですが、アメリカでも普通に楽しまれています。
ラガーがぐいっと行くビールなら、ペールエールはもう少しゆったり楽しむビール。友達たちと語らいあいながら、おつまみをつつきつつ、じっくりその味わいを楽しみましょう。
IPA(インディアンペールエール)
最近日本でも人気急上昇中のIPA。その人気は世界的なものなのか、アメリカでも人気が高まってきています。
IPAはビールをインドへ輸送する際に、大量のホップを使ったというのが発祥だそうですが、ホップが大量に使われているため、苦味が強く香り高いビールです。
ペールエールが軽いと感じるなら、IPAを試してみても良いですね。
アメリカに行ったら試したい!おすすめのアメリカビール5選
ではここからは、アメリカに行ったらぜひ試してほしいおすすめのビールを5つに絞ってご紹介します。
バドワイザーやハイネケンは日本でも手に入りやすいため、その2つは除外し、アメリカで人気のものをピックアップしてみました。
アメリカではクラフトビールも人気で、これ以外にも小さなビール醸造所が作るビールなども手に入ります。こちらも参考にしつつ、現地ではその土地のビールを探してみると、面白いかもしれませんよ。
ブルックリン・ラガー(Brooklyn Lager)
ブルックリン・ラガーも、日本でも比較的手に入りやすいアメリカビールです。爽やかで香り高いビールで、女性でも飲みやすいでしょう。やや甘味も感じます。
古くはビール作りの町として知られた、ニューヨークのブルックリン地区発祥のビールですから、ニューヨークがお好きな方にもおすすめですよ。
サミエルアダムス ボストンラガー(Samuel Adams Boston Lager)
アメリカのクラフトビールでの中でも、最も有名なもののひとつ。「グレートアメリカンビールフェスティバル」のラガー部門で4年連続金賞を受賞したという、非常に人気の高いビールです。
ラガーでありながら、飲みごたえがありやや重めのビール。ラガーの喉越しが好きだけど、ライトビールは物足りない……なんて人は、こちらを選んでみてはいかがでしょうか。
コナ ビッグウェーブ ゴールデンエール(KONA BIG WAVE Golden Ale)
ハワイが好きな人におすすめしたいのが、こちらのビール。ゴールデンエールは黄金色のエールで、ペールエールに比べると爽やかですっきりしています。
軽く、苦味も少ないため、ビール初心者でも飲みやすいはず。フルーティーなので女性受けしやすい味です。
グースアイランドIPA(Goose Island IPA)
グースアイランドIPAはシカゴにあるクラフトビールの醸造所が作っているIPAです。IPAの中では苦味も重さもそれほどではなく、比較的飲みやすいIPAと言えるでしょう。
しかしそこはIPA。味わいはしっかりホップの風味があり、他のタイプのビールとはやはり違います。
IPAにトライしたい人や、重たい料理を食べるときには、もってこいのビールでしょう。
シエラネバダ ペールエール(Sierra Nevada Pale Ale)
アメリカのクラフトビールの老舗である企業が作るペールエール。アメリカのペールエールを飲んでみたいなら、まずはこちらから試してみてはいかがでしょうか。
香りはフルーティーで、甘味と苦味のバランスが良く、クセになるビール。食べ物にも合わせやすいですから、お食事の際にもおすすめです。
アメリカでビールのお供におすすめのおつまみ
アメリカ人はビールをビールだけで飲むことも多いですが、日本人的にはおつまみもあると嬉しいですよね。
そこでここからは、アメリカでビールのお供にしたいおつまみをご紹介します。
種類豊富な「ジャーキー」
アメリカ人はビーフジャーキーが好きなのか、スーパーにはかなりの種類のジャーキーが売られています。ビーフだけではなく、ターキーなどのジャーキーもあり、味もさまざま。
ビールによく合うおつまみですから、ぜひお供にどうぞ。
ド定番の「バッファローウィング」
バッファローウィングとは、鶏肉の手羽を素揚げにして、ピリ辛ソースをまぶした料理のことです。手羽と言えば、ビールによく合いそうな気がしますが、バッファローウィングの味付けは、ビールのために作られたのかと思ってしまうほど。
スーパーなどで売られているので、アメリカでビールを楽しむ時には、手に入れてみましょう。
日本人にも馴染み深い「フライドポテト」
フライドポテトはアメリカでもよく食べられています。日本人的にも馴染み深い存在ですから、ビールのおつまみに用意すると良いでしょう。
ちなみにアメリカではフライドポテトのことを「フレンチフライ(French fry)」と言います。
野菜もとれちゃう「オニオンリング」
日本ではそれほどでもありませんが、アメリカではオニオンリングもビールの定番おつまみとして親しまれています。
アメリカでおつまみを手に入れようと思うと、野菜不足に陥りがちですが、オニオンリングをおつまみにすれば玉ねぎを食べられるので、野菜不足を少しは解消できるでしょう。
意外とお手頃な「ナッツ」
ヘビーなものが多くなりがちなアメリカのおつまみ。ヘルシーなものが欲しいなら、ナッツをおつまみにしてみてはどうでしょうか。
アメリカでは、ナッツ類が日本よりは安く手に入ります。購入する時には、お好みに合わせて塩がふってあるものか、塩なしのものかを確認してくださいね。
アメリカにはさまざまな種類のビールがある!
クラフトビールが人気のアメリカでは、ここでご紹介したビールや有名メーカーのビールの他にも、本当に多種多様なビールが販売されています。
アメリカ内で旅行をする時には、その土地のビールを試してみても面白そうですよね。
アメリカと日本の法律を守り、そして飲み過ぎには気をつけつつ、さまざまな種類のビールを試してみてくださいね。