将来留学を考えている人は、「留学先で友達ができずにぼっちになったらどうしよう」なんて不安になることもあるのではないでしょうか。
留学とは慣れ親しんだ生活から、全く未知の生活に飛び込むこと。まだ現地の言葉があまり喋れない状態だと、友達を作れるのか不安に思うのは当然です。
そこでこの記事では、留学先でぼっちだった場合に考えられるデメリット、そして留学先でぼっちにならないための方法をご紹介します。
留学先でのぼっち生活に不安を抱いている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
留学先でぼっちだとどんなデメリットがある?
「留学先でぼっち」というフレーズを聞くと、なんとなく怖い感じがしますよね。特に日本で多くの友達に囲まれて楽しく過ごしている人だと、「ぼっち」という単語だけでも、不安になるのではないでしょうか。
また逆に、「意外とぼっちでも大丈夫なのでは?」なんて思う人もいるでしょう。そこでまずは、留学先でぼっちだとどんなデメリットがあるのかをご紹介していきます。
友達がいなくて孤独を感じる
ぼっちというのは、友達など親しい人がいない状態のことを指します。その状態だと、孤独を感じる人は多いでしょう。特に、日本で家族と同居していたり、よく友達と過ごしていたりする人は、海外で孤独を感じやすいはず。
孤独のあまり、毎日さみしく感じたり、現地で楽しいことを見つけられなかったりと、せっかく留学してもつらい思いを抱えてしまう可能性があります。
会話の練習があまりできない
留学先で友達がいないと、現地の言葉で会話をする機会があまりないかもしれません。そのため、せっかく留学しているのに現地の言葉で会話をする練習ができず、あまり語学力のアップが望めないかもしれません。
ぼっちだと、心の問題だけではなく、留学の目的のひとつであるはずの「語学力アップ」にも弊害をもたらすことがあるのですね。
現地の生活を十分に楽しめない
日本にいるときは、友達とショッピングや食事に行ったり、たまには旅行したりなんかして、友達との時間を楽しみつつ、娯楽も楽しんでいるでしょう。
しかし留学先で友達がいなければ、そういうこともできなくなってしまいます。
ショッピングは一人でできる人も多いでしょうけれど、旅行やレストランでの食事は一人では難しい人もいるはず。つまり、留学先でぼっちだと、旅行やレストランがしづらくなってしまう人もいるのですね。
その結果、せっかく留学をしていても現地の生活を楽しむことができず、ひきこもって生活していた……なんてことにもなりかねません。
途中帰国をする羽目になることも……
留学先でぼっちでいて、孤独を感じたり、現地の生活を楽しめなかったりすれば、現地にいるのがつらくなり、途中で帰国することになるかもしれません。
せっかくさまざまな準備をして、お金もかけて留学をしたのにもかかわらず、途中で帰国してしまってはもったいないです。
そうならないためにも、留学先でのぼっちは避けたいですね。
留学先でぼっちでいるメリットもある!
ここまで留学先でぼっちでいるデメリットをご紹介しましたが、実はぼっち留学生活にメリットがないわけではありません。日本でも割と自分一人の時間を楽しみ、外に一人で出かけるのも苦ではない人なら、むしろぼっちがメリットになる可能性もあります。
それに、留学してすぐ友達ができる人はあまりいないでしょう。ある程度の期間は、ぼっち体験をするかもしれません。
そんなとき、留学先でぼっちになるメリットを知っておけば、友達ができるまでのぼっち期間を楽しく乗り越えられるはず!そこで、ここからは、留学先でぼっちでいるメリットもご紹介していきます。
勉強に集中できる
留学先でのぼっち生活最大のメリットは、勉強に集中できるということです。遊びに行く友達がいなければ、余暇の時間は勉強に当てられます。授業が終わったあとも、家に帰って勉強する時間を取れるでしょう。
ぼっちということは、勉強するための時間が捻出しやすいということですから、必ずしも悪いことではありません。
一人旅や一人カフェなど自分の時間を大切にできる
せっかくぼっちなのですから、一人旅や一人カフェを楽しんでみてはいかがでしょうか。誰かのペースに合わせることなく、自分の好きなペースで好きなことをできるのは、とても貴重な時間です。
留学先でぼっちになれば、そんな貴重な時間を新しい場所で体験することができますよ。
もちろん、友達と楽しい時間を共有することも素晴らしいことですが、自分時間を大切に現地での生活を味わうのも、悪くありません。
初対面の人との会話練習がしやすい
ぼっちだと、一人で行動することが多いでしょう。そうすると、物を買う時やサービスを受けるときなどに、自分だけの力で会話をすることになります。また、一人でいると複数人でいるより話しかけられることが多くなる場合もあるでしょう。
特に英語圏だと、バス停や行列に並んでいるときに、知らない人と簡単な会話を交わすのは当たり前。一人でいると、そんな会話を交わすことも多くなります。
ぼっちでいても、外に出ていれば、会話の機会を増やすことはできるのです。
ぼっち回避!留学先で友達を作るための6つの方法
留学中にぼっちになってもメリットはあるとは言え、やはり留学期間中にずっとぼっちでいるのは避けたい人が多いでしょう。
そこで、ここからは留学先で友達を作り、ぼっちを回避するための方法を解説していきます。これから留学する人も、すでに留学中でぼっち気味になっている人も、こちらを参考にすれば、友達ができるようになるはずですよ。
1.誰にでも笑顔で挨拶をする
友達を作るには、「この人は感じがいい」「話しかけやすい」と思ってもらえることが重要です。そこでまずは、誰にでも笑顔で挨拶するように心がけてみましょう。
挨拶だけなら、たとえ英語が話せなくてもできるはず。学校のクラスメートはもちろん、先生やステイ先のファミリー、そしてクラスメート以外の生徒たちなど、誰にでも笑顔を向けて挨拶をしてみてください。
それを続けていれば、相手の方からも笑顔で挨拶してくれるようになりますし、やがてはそこから会話が始まるでしょう。
2.語学のレベルをアップする
ある程度その国の言葉でのコミュニケーションができた方が、留学先で友達を作りやすいです。ですから、ぼっちになりたくないなら、語学のレベルアップを目指しましょう。
まだ日本にいるなら、日本にいる間に会話力をアップしておくことをおすすめします。
すでに留学先にいる人は実はラッキー。街にいる人、テレビ、ホームステイ先や寮の人など、そこらじゅうに語学教材があるからです。
3.日本人とも仲良くする
留学をする人の中には、英語オンリーの環境になりたくて、ついつい日本人を避けてしまう人もいるでしょう。ですが、その国の言葉が不自由なのに日本人を避けていると、本当に誰も会話を交わす相手がいなくなってしまいます。
また、語学レベルは十分だったとしても、日本人を故意に避けていると、他の外国人たちから見てもあまり感じの良いものではありません。
ぼっちになりたくないなら、日本語環境になってしまわないように気をつけつつ、日本人とも仲良くするのがおすすめ。日本人同士でもできるだけ英語で話すようにするなど、工夫をすれば日本語環境を回避できるはずですよ。
4.日本に興味がある外国人を探す
日本に興味がある人とは、仲良くなりやすいです。ですから、交流を長続きさせようと思うのなら、日本に興味がある外国人を探してみましょう。
日本に興味がある外国人は日本の武道やアニメ漫画といったサブカルチャー、日本の歴史的建造物なんかが好きな人が多いです。そういったものに知識があれば、ますます仲良くなりやすいですよ。
5.共通の趣味がある人を探す
あまり日本のサブカルや武道などに興味がなければ、日本に興味がある外国人と会話が続かないかもしれません。そういう人は、共通の趣味がある人を探してみましょう。
共通の趣味があれば、その趣味を一緒に楽しむことができます。また、その趣味に関する会話を通して、現地の言葉での会話力を鍛えることもできるでしょう。
6.ホームステイか寮住まい・ハウスシェアをする
ぼっちになりたくないなら、留学中はホームステイや寮に住むか、ハウスシェアをするのがおすすめです。一人暮らしをしていると、ますますぼっちになりやすくなってしまうからです。
ホームステイなら、複数人留学生を受け入れている家が良いですね。また、寮なら留学生がたくさんいますから、交流しやすいでしょう。ハウスシェアの場合は2〜3人ではなく、もう少し多い人数でシェアをしている家がおすすめです。
プライベートの生活の中で周囲に人がいれば、いずれは仲良くなれる人もいるでしょう。気づいた頃には、ぼっちではなくなっているはずですよ。
留学ぼっちを怖がらなくて大丈夫!少しの工夫で友達はできる
知らない土地に行くのですから、留学先で友達ができるかどうか、ぼっちになってしまわないかどうか不安に思うのは当然のことです。しかし、留学中にずっとぼっちだったという人は稀ですから、過度に怖がる必要はありません。
笑顔で挨拶したり、会話力を鍛えておいたりなど、ちょっとした工夫をすれば、自然と友達はできるでしょう。
友達ができるまでの間は、少しの一人だけの時間をめいっぱい楽しんでくださいね。