ロンドンの観光と言えば何を思い浮かべますか?ロンドンタワーやバッキンガム宮殿などを思い浮かべる人が多いと思いますが、それはロンドン観光のごく一部でしかありません。
ロンドンは観光客数が常に世界トップ3に入る観光都市です。森記念財団が経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野で複眼的に評価し、順位付けしている「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index, GPCI)では世界1位にランクインしています。(森記念財団都市戦略研究所-Global Power City Index 2022)
本記事では世界を魅了するロンドンの代表的な観光地について、「観る・歩く・感じる」の3つのポイントからご案内します。
1.観るロンドン
まずは「観るロンドン」です。ロンドンで鑑賞してほしいのは博物館、美術館、ミュージカル。特に芸術の街ロンドンでは博物館、美術館のほとんどが無料ですので必見です!
無料の博物館・美術館を観よう!
芸術に対して関心の高い都市ロンドンでは、ほとんどの博物館・美術館が無料です。無料でこれだけ多くの芸術に触れられる都市は世界的にも珍しく、ロンドンに来たらぜひ訪れておきたい場所のひとつです。
1.大英博物館
言わずと知れたロンドンを代表する博物館。世界最大規模の芸術とデザインと言われ、彫刻や絵画などに加え、家具、衣類、ガラス細工などユニークな芸術品もたくさん展示されています。
2.ロンドン自然史博物館
恐竜や動物も展示されているため、お子様も楽しく訪れることができる博物館。化石、標本、動物の剥製など子供心くすぐる展示物がいっぱい。大人も童心に戻れる空間です。
3.ナショナルギャラリー
世界的に有名な西洋絵画が2,300点以上展示されている美術館。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリ、モネ、ゴッホなど誰しも一度は名前を聞いたことがある有名作品に無料で触れられるのはロンドンならではです。
4.テート・モダン
ロンドンで一番人気の美術館。現代風アート美術館のため、絵画は興味ないけれど、現代風アートには興味あるという人向け。若者もよく訪れています。
本場のミュージカルを観よう!
ロンドンのブロードウェイと言えば、世界でも有名なミュージカルのロンドン・ウェストエンド。
英語があまり得意じゃないし、ミュージカルは観たことないけど大丈夫かな?と思っている人も多いかもしれませんが、ロンドンのミュージカルはその大迫力の歌声と演技で十分楽しめますので大丈夫です。
演目は数ありますが、その中でも特に観ておきたいものを紹介します。
1.オペラ座の怪人
ロンドンを代表するミュージカルであり、世界的にも有名なのでほとんどの人が聞いたことがあると思います。
フランスの作家ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」を基にしたミュージカルで、オペラ座の地下深くに棲む怪人と歌姫クリスティーヌの悲哀を描いた物語。登場人物や場面によって響き渡る美しくも力強い歌声に魅了されること間違いなしです。
2.レ・ミゼラブル
こちらもフランスの小説家ヴィクトル・ユーゴーの同名小説を基にしたミュージカル。19世紀のフランスが舞台となっています。
1個のパンを盗んだ罪で19年間投獄されていたジャン・バルジャンに手を差し伸べてくれた司教に心打たれ、バルジャンは善良な市民になることを誓います。名前を変えたバルジャンは工場の経営者と市長を兼任しましたが、警察官の追跡や市民革命の激化に巻き込まれていきます。
このミュージカルの見どころは何と言っても心に響く名曲たち。ストーリーに沿って大迫力の合唱も聞くことができ、ロンドン必見ミュージカルのひとつと言えます。
2.歩くロンドン
次は「歩くロンドン」です。ゆっくり歩いてみることで、現地でしか味わえないものを得られるかもしれません。
世界遺産を訪れよう
やっぱり世界遺産はチェックしておきたいものです。ロンドンの代表的な世界遺産を紹介します。
1.ロンドン塔(ロンドンタワー)
過去に残酷な拷問や公開処刑を行っていた場所として知られるロンドン塔。現在は王室の宝を展示しており、特に有名な世界最大のダイヤモンド「偉大なアフリカ」は一見の価値ありです。
また、場内を回ることでイギリスの歴史を学ぶことができ、観光スポットとしては定番中の定番になっています。
2.ビッグベン(ウェストミンスター宮殿)
16世紀まで王宮として使用されていたウェストミンスター宮殿は、現在は国会議事堂になっています。
また、ウェストミンスター宮殿に付属するイギリス最大の時計台ビッグベンはロンドンを象徴する建造物のひとつです。ロンドンに来たら必ず写真を残しておきたいですね。
3.キューガーデンズ
世界最大規模の植物園。世界中の珍しい植物たちを観れるのはもちろんのこと、テーマガーデンも点在しています。また、園内はものすごい広さなので迷わない様に注意しましょう。
世界遺産以外の歩きスポット
これまで紹介した場所以外にもロンドンの観光スポットはまだまだあります。
1.ロンドンアイ
開業20年を超え、今やロンドンのアイコン的存在になったヨーロッパ最大級の観覧車。25名乗りの巨大ゴンドラの頂上から見られるロンドンの景色はまさに圧巻です。
2.バッキンガム宮殿
日本でもよく映像が流れる有名なバッキンガム宮殿はロンドンの中心地にあります。今でも王室の住居として使用されている世界的にも珍しい宮殿です。
バッキンガム宮殿で行われるイギリスらしい光景が衛兵交代式。4月~7月はほぼ毎日。それ以外の時期は2日に1回程度の頻度で行われ、10時から12時の間に交代式を見ることができます。
3.リージェントストリート
ロンドンで歩いてほしい場所は何と言ってもリージェントストリート。いかにもヨーロッパという美しい街並みに自分が溶け込み、イギリスに来たんだという実感が湧いてきます。
高級ブランドから老舗ショップ、野菜やパンなどが売られているマーケットなどロンドンを感じる散策ができるはずです。
3.感じるロンドン
最後は「感じるロンドン」。せっかくロンドンに来たのであれば、本場を感じましょう。
1.アフタヌーンティー
イギリスにはランチと夕食の間にアフタヌーンティーを楽しむ習慣があります。せっかくであれば現地人さながらにアフタヌーンティーを楽しみませんか?
リッチなアフタヌーンティーを味わいたいのであれば、高級ホテルを利用するのもありです。
お姫様気分を味わえるThe Goring(ザゴーリング)、生演奏で優雅な時間を過ごすことができるClaridges(クラリジッス)などがおすすめです。どちらも人気がありますので事前に予約しておくことをおすすめします。
【予約サイト】
The Goring(ザゴーリング):https://www.thegoring.com/food-drink/reservations/
Claridges(クラリジッス):https://www.claridges.co.uk/restaurants-bars/afternoon-tea/
また、ロンドンの街中には予約なしで気軽に入れるカフェもたくさんありますので、アフタヌーンティーがしたい!と思いついたら気軽に入ってみましょう。
2.公園でのんびり過ごす
ロンドンと言えば大都会をイメージする人が多いかもしれませんが、実は広大な公園があり、ゆったりした時間を過ごすことができます。リージェンツ・パーク、ハイド・パークはその代表で、天気の良い日はリラックスしに出かけてみましょう。
3.ロンドンバス
ロンドンのイメージと言えば赤い2階建てのロンドンバスを思い浮かべる人も多いでしょう。写真を撮ればロンドンらしい風景を残すことができ、乗車することでロンドンのライフスタイルを感じることができます。
特に路線番号11番のロンドンバスはビッグベン、ロンドンアイを見渡すことができ、ウェストミンター寺院をはじめとする観光名所も通っていきますので、まるで観光バスの様な感覚で乗車できますよ。
4.ショッピング
ロンドンと言えばショッピング。日本でも有名なバーバリーやポールスミスもイギリス発祥のブランドで、ほかにも多くのブランドがイギリスから世界に進出しています。
また、イギリスのファッションはセンスの良さで知られ、ファッションに興味のある人にとってはたまらない時間になるはずです。現地のイギリス人さながらに老舗百貨店などにもぜひ訪れてみてください。
4.まとめ
ロンドンの観光を楽しむためのポイントをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
ロンドンの観光を楽しむポイントは「観る・歩く・感じる」。ロンドンは博物館や美術館のほとんどが無料ですので気軽に芸術に触れることができます。また、ミュージカルなども盛んですので、ぜひ観てみてください。
また、ロンドンには多くの世界遺産があり、その周辺を歩いてロンドンを感じてみるのも良いでしょう。現地での生活を感じられるアフタヌーンティーや広大な公園でゆっくり過ごすのもおすすめです。
訪れてみたいところがたくさんあって迷ってしまうかもしれませんが、ロンドン名物ロンドンバスに乗りながら多くの観光スポットを観て回るのもありです。
ぜひロンドン観光を楽しんでください!